「清水の舞台」支える柱の修理公開 9月中に終了
京都市東山区の清水寺で、国宝・本堂の「清水の舞台」を支える柱の修理が始まり、報道陣に8月22日、公開された。9月中に終了する予定で、修理中も拝観できる。根元が湿気で腐ったり、虫食いの被害に遭ったりしているため、舞台の下にある78本の柱のうち9本を修理する。9本の修理は約380年前の再建以来初めて。作業しやすいように油圧ジャッキで柱を約1.5㌢持ち上げながら、新しい木材を差し入れる。直径60~80㌢で長さは最長14㍍。傷んだ根元部分を切り取り、新しい木材を継ぎ足す「根継ぎ」という伝統的な工法を使う。この日は、継ぎ目部分に深さ20㌢、12㌢四方の大きさの穴をノミで彫る作業が公開された。