「東アジア文化都市2017京都」合同イベント開幕
日本、中国、韓国の3都市で交流を行い、1年を通じて文化芸術イベントを開催する「東アジア文化都市2017京都」の開幕式典が2月18日、京都・ロームシアター京都(京都市左京区)で開かれた。
会場には、今回(2017年)の開催都市に選ばれている京都市や長沙市(中国)、大邱(テグ)広域市(韓国)の関係者はじめ、一般の来場者を含め約2000人が詰め掛けた。
門川大作・京都市長の開幕式典のあいさつの後、日中韓文化交流公演や湖南省の少数民族トン族の民族舞踊、大邱広域市のミュージカルガラやオペラガラの上演、そしてメンバー全員が京都出身のロックバンド「くるり」による開幕コンサートも開かれた。
今年は11月の閉幕まで、世界遺産・二条城を舞台にした現代アートの展覧会が、長沙市、大邱広域市との共同開催として実施される予定。2018年は金沢市が日本の開催地に内定している。
このイベントは、日中韓3カ国の文化大臣会合での合意に基づき2014年から開催されており、今回で4回目。東アジア域内の相互理解を促し、多様な文化の国際発信力を強化することが目的で、文化芸術による発展を目指す都市を3カ国からそれぞれ選定してイベントを催している。国内ではこれまで横浜、新潟、奈良の各市が文化都市に選ばれている。