藤原定家が「明月記」に記した超新星”爆発”を解明
京都大学など日米の研究チームは、鎌倉時代の歌人、藤原定家が日記「明月記」に書き残した超新星が爆発した時の様子を解明したと発表した。エックス線天文衛星「すざく」で観察して分析した。この超新星は平安時代の1006年に出現した。定家が生まれる150年以上も前だったが、日記には過去に起きた天文現象として記していた。研究チームは爆発の痕跡を観察したところ、鉄やケイ素、硫黄などの重い元素がある方向に偏っていることを突き止めた。この内容は米天文学専門誌アストロフィジカルジャーナルに発表された。