NEC インドとアンダマン・ニコバル諸島結ぶ光海底ケーブル建設

日本電気(本社:東京都港区、以下、NEC)は12月18日、NEC Corporation Indiaを通じて2018年7月に供給契約を締結した、インドのチェンナイとアンダマン・ニコバル諸島を結ぶ大容量光海底ケーブルの建設を完了し、インド国営通信キャリアBharat Sanchar Nigam Ltd.(バラート・サンチャル・ニガム、BNSL)に引き渡したと発表した。
このケーブルシステムはチェンナイとアンダマン・ニコバル諸島のポートブレアほか7地点を結び、総延長距離は約2,300km、毎秒100ギガビット(100Gbps)の最新の光波長多重伝送方式が採用されている。

三菱地所 タイに現地法人設立 コマーシャルアセットを強化

三菱地所(本社:東京都千代田区)は12月17日、タイ・バンコクに9月に現地法人を設立し、12月16日をもって「三菱地所タイ(Mitsubishi Estate Thailand Co.,Ltd.)」として営業を開始したと発表した。タイにおける商業施設やオフィスビルなどの既存プロジェクトへの更なる主体的な取り組みのほか、コマーシャルアセットを強化する。

コプロHD 子会社がベトナム・ハノイ市に人材育成・派遣の新会社

建設エンジニアの人材派遣を主幹事業とするコプロ・ホールディングス(本社:名古屋市中村区)はこのほど、100%子会社のCOPRO GLOBALS PTE.LTD.(所在地:シンガポール)が、ベトナム・ハノイ市に子会社を設立すると発表した。
新会社「COPRO VIETNAM CO.,LTD.(仮称)」の資本金は66億6,600万ベトナムドン(約3,000万円)でシンガポール子会社が全額出資する。ベトナムで建設会社を対象とした人材育成・派遣・紹介の各事業を行う。2021年4月に設立する予定。将来的には、ベトナムに進出している日系ゼネコンおよび日系プラント企業に対する人材派遣・紹介事業を拡大する。

ソフトバンクと双葉電子工業 産業向けドローンを共同開発へ

ソフトバンク(本社:東京都港区)と双葉電子工業(本社:千葉県茂原市)は12月17日、橋梁や鉄塔、建設現場などでの点検をはじめ、測量や災害支援などに活用できる産業向けドローンの共同開発を2020年9月から開始し、まず機体のプロトタイプを製作したと発表した。
このドローンは双葉電子の産業用ドローンをベースに、LTE対応の通信モジュールを搭載しているほか、ソフトバンクの高精度測位サービス「ichimill(イチミル)」に対応している。LTEの利用によりドローンを遠隔地から飛行制御できるほか、撮影した画像や映像をリアルタイムに送信することが可能。
今後両社は、機体側でAIによる解析を行うことで、GPSなどの測位衛星の信号が届かない環境でも、完全自動飛行ができるドローンの実現や、5G(第5世代移動通信システム)の実装も視野に入れて研究開発を進めていく。

トリドールHD「丸亀製麺」台湾・台北市で40号店目オープン

トリドールホールディングス(本社:東京都渋谷区)は12月17日、傘下のグループ企業、台湾東利多股份有限公司を通じて、2020年11月に「丸亀製麺 台北桂林家樂福店」を台湾・台北市に新規出店したと発表した。この結果、丸亀製麺は台湾で40店舗、日本を含め世界12の国と地域で計234店舗の展開となった。

日本「伝統建築工匠の技」無形文化遺産へ登録決定 宮大工・左官など

ユネスコ(国連教育科学文化機関)の政府間委員会は12月17日、日本の木造建築物を受け継いでいくための宮大工や左官職人などの技術「伝統建築工匠の技」の無形文化遺産への登録を決めた。
対象は①文化財建造物の保存に欠かせない「建造物修理」の技術②屋根を葺(ふ)く技術の一つ「かやぶき」③壁の表面を土や漆喰(しっくい)で仕上げる「左官」④「畳製作」-など17の伝統技術で構成されている。
今回の登録で日本の無形文化遺産は「和食」や「和紙」などに加え22件となる。