トヨタ自動車の発表によると、同社の11月の世界生産は前年同月比7.0%増の82万8,066台となった。これで3カ月連続のプラスとなり、11月としては過去最多だった。
自動車業界の生産動向は企業間でバラツキがあり、まだ回復軌道に乗せ切れていない企業もある中、同社は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う生産量の落ち込みからの回復基調を維持した。
京成電鉄12/28から帰国・入国者専用車両 成田ー上野を4,500円で
京成電鉄(本社:千葉県市川市)は12月25日、成田空港を利用し帰国・入国する人を専用車両で運ぶサービスを12月28日から開始すると発表した。料金は成田空港から東京・上野を4,500円で設定。新型コロナウイルス感染防止対策から、政府が呼び掛けている公共交通機関の利用を避けようとすると、利用することになるハイヤーなどより個人負担は少なくて済む。
JFEエンジ 中国河北省に拠点開設 新規事業探索をグローバルに推進
JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は12月25日、100%子会社のJFE工程技術(北京)有限公司が、中国におけるイノベーション調査や新規事業探索を推進するため、「JFE工程技術(北京)有限公司 河北雄安分公司(以下、雄安分公司)」を開設し、営業を開始したと発表した。
雄安新区は、2017年に中国河北省に設置された国家級新区の一つで、深圳経済特区、上海浦東新区に続く国家プロジェクト。
JFEエンジ 中国で合弁でオイルスラッジ処理の実証事業開始
JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は12月24日、東京センチュリー(本社:東京都千代田区)、北京和栄工程技術有限公司(本社:中国・北京市)とともに、2021年より中国国内でオイルスラッジの処理事業に進出することを目的として、合弁会社「北京和栄富盛環保科技有限公司」の設立に合意したと発表した。
合弁会社の資本金は3,000万人民元で出資比率は北京和栄工程技術が66%、JFEエンジニアリング17%、東京センチュリー17%。2021年2月登記予定。合弁会社は中国顧客からオイルスラッジ処理事業を受託し、今後の実証事業の中で技術検証および事業性の確認を行う。
JFEエンジニアリングは事業化の最終判断後、中国国内で3年間で10カ所程度展開していくことを目標とする。将来的には環境規制強化が見込まれる東南アジアへの展開を目指す。
日本製鉄 タイのSiam Tinplate社の株式9割取得し連結子会社化
日本製鉄は12月24日、タイのSiam Tinplate Co.,Ltd.(所在地:タイ・ラヨーン県マプタプット工業団地、以下、STP社)の株式を約9割まで追加取得し、連結子会社化すると発表した。
STP社は、タイにおける同社のブリキ、ティンフリーの製造・販売拠点。今回の連結子会社化により、ブリキ厚板の製造拠点、NS-SUS社との一貫で、日本製鉄グループの経営基盤の強化を図っていく。
住友化学 シンガポールで環境負荷低減の新技術導入を検討開始
住友化学は12月24日、シンガポールでプロパンガスからプロピレンを生産するプロパン脱水素(PDH)技術と、二酸化炭素(CO2)を原料に効率よくメタノールを合成する技術を組み合わせる事業の導入検討を開始したと発表した。環境負荷低減の経済活動とを両立できる取り組みであることから、シンガポール経済開発庁(EDB)の支援を受けている。