島根県津和野町で25億年前の日本最古の岩石発見

島根県津和野町で25億年前の日本最古の岩石発見

広島大学大学院理学研究科の早坂康隆准教授のグループは3月25日、島根県津和野町で約25億年前に形成された日本最古の岩石を発見したと発表した。これまでは同県隠岐の島町で見つかった18億5,000万年前の岩が最古とされていた。
今回発見されたのは津和野町の部栄地区。林道わきの露出した岩体の一部を分析。岩石中の鉱物・ジルコンに含まれるウランと鉛の成分比率から年代を測定した。その結果、約25億年前にマグマが固まってできた花崗(こう)片麻岩で、国内の岩体の年代では最も古いことが判明した。
早坂准教授は「ユーラシア大陸に分布する地質と照らし合わせることで列島が大陸のどこから分離したかを知る手がかりになる」としている。

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