奈良で弥生時代前期のエノキの切り株展示
奈良県立橿原考古学研究所付属博物館で、約2400年前の弥生時代前期のエノキの切り株が無料展示されている。展示は4月7日まで。3年前、同県御所市の水田跡の隣から200本以上の埋没林の一つとして見つかり、約3年の保存処理を経て、ようやく一般に披露されることになった。切り株の幹は直径約80㌢で、重さは約1.1㌧もある。切り株には火を押し付けて黒く炭化した跡もある。2400年もの悠久の時空を超えて、弥生人が切った切り株をいま目にすると思えば、感動もひと味違うか。