土佐藩参政・吉田東洋の写真はジョン万次郎が撮影
高知市の土佐山内家宝物資料館は3月13日、幕末に土佐勤王党に暗殺された土佐藩参政、吉田東洋の写真を撮影したのは、日本人で初めて米国へ渡ったジョン万次郎(中浜万次郎、1827~98年)だった可能性が高いと発表した。ガラス板を使った米国式の湿板写真で縦約10.9㌢、横8.2㌢。万次郎は遣米使節団として渡米。1860年の帰国時に写真機を持ち帰った。東洋の日記から暗殺前年の1861年1月29日に江戸で撮影され、2014年、東洋の子孫から同館に寄贈された。