合同産業(東京本社:東京都中央区)とリコー(本社:東京都港区)は6月28日、地域の再生可能エネルギーの普及促進に向けて、上水道施設を利用したマイクロ水力発電を開始すると発表した。第一弾として「東部地域広域水道企業団施設内水力発電所」(所在地:山梨県大月市)を設置し、6月から発電を開始した。
今回両社が設置したのは上水道施設向けの出力19.8KWのマイクロ水力発電システム。年間発電量(予定)は約9万7,000KW/h。水車型式:ポンプ逆転水車。施工保守:和田電業社。発電した電気は東京電力パワーグリッドに売電される。
従来のマイクロ水力発電は、発電規模に対して費用対効果の面で課題があったが、両社がこれまでに培った技術や経験を活かし克服した。