南方熊楠記念館新館オープン 約800点の資料を展示
世界的な博物学者、南方熊楠の生誕150年に合わせて建設が進められていた南方熊楠記念館の新館が3月19日、出身地の和歌山県(西牟婁郡白浜町)にオープンした。式典では名誉館長を務める作家の荒俣宏さんがあいさつし、テープカットが行われた。
完成した新館の総工費は約4億7500万円で、鉄筋コンクリート2階建て、延床面積は555.48平方㍍(本館は512.65平方㍍)。新館には、幼いころ百科事典を書き写したメモや、20代のころアメリカで集めた粘菌の標本など生物学者で民俗学者の熊楠の様々な側面、業績を示す資料約800点が展示されている。