6/10「時の記念日」大津・近江神宮で恒例の”漏刻祭”神事

6月10日は「時の記念日」。1,300年以上前の飛鳥時代に、天智天皇が流れる水の量で時間を把握する「漏刻(ろうこく)」という水時計を、現在の滋賀県大津市に設置した日とされている。この故事にちなみ同日、ゆかりのある近江神宮で恒例の神事が行われた。
神事には時計の製造や販売などに携わるおよそ250人が参列。神前には腕時計の新製品17点が供えられ、舞楽が奉納され、業界の発展を祈願した。

足尾銅山記念館 一般公開前に地元住民に特別公開 日光市

栃木県日光市の足尾銅山の歴史を伝える「足尾銅山記念館」が完成し、一般公開を前に6月9日、地元住民に特別公開された。同記念館は、銅山を経営していた会社などがかつてあった銅山の事業所を復元する形で建てたもの。
建物は2階建てで、明治時代に銅の生産量が日本一となり、近代化を支えた銅山で使われていた道具や当時の様子を写した写真などが展示されている。また、村名主・田中正造が明治天皇に直訴しようとした、同銅山からの鉱毒によって被害が出たことを伝えるブースも設けられていて、同日訪れた40人余の住民らは展示を見ながら、銅山の”光と影”の歴史を振り返っていた。

ispace 月面着陸は失敗 減速不十分で月面に衝突の可能性

宇宙スタートアップのispace(アイスペース)は6月6日、月面着陸船「レジリエンス」の月面着陸は失敗したと発表した。6日未明、着陸船は月への到着に向け降下を始めたが、着陸目前で減速が不十分で、月面に衝突した可能性が高いという。
アイスペースは、アジアの民間企業として初となる月面着陸に挑んでいた。同社の月面着陸の挑戦は2023年4月に続き2回目だったが、今回も失敗に終わった。

ispace 月面着陸は失敗 減速不十分で月面に衝突の可能性

宇宙スタートアップのispace(アイスペース)は6月6日、月面着陸船「レジリエンス」の月面着陸は失敗したと発表した。6日未明、着陸船は月への到着に向け降下を始めたが、着陸目前で減速が不十分で、月面に衝突した可能性が高いという。
アイスペースは、アジアの民間企業として初となる月面着陸に挑んでいた。同社の月面着陸の挑戦は2023年4月に続き2回目だったが、今回も失敗に終わった。

奈良・唐招提寺で鑑真しのぶ「開山忌」和上坐像 特別公開

奈良市の世界遺産、唐招提寺で6月5、6の両日、同寺を開いた中国の名僧、鑑真をしのぶ法要「開山忌」が営まれ、国宝の「鑑真和上坐像」が特別公開されている。境内の御影堂で国宝の鑑真和上坐像を収めた厨子の扉が特別に開けられ、僧侶が御経を唱える中、茶道の家元がたてた茶が像に備えられた。
堂内は日本画家、東山魁夷が鑑真の故郷などを描いた、連なったふすま絵で囲まれた、さながら異空間の佇まい。そんな中、訪れた参拝者らは次々と焼香して像の前で静かに手を合わせていた。鑑真和上坐像などは7日まで公開されている。

芥川龍之介の”幻の詩集”発見 自作詩12編を綴った冊子

芥川龍之介(1892〜1927年)が、自作の詩12編を綴った冊子が見つかった。この存在自体は知られていたが、行方が分からなくなっていたもの。都内の田端文士村記念館(所在地:東京都北区)で6月7日から始まる企画展で公開される。
同記念館によると、冊子は縦19.1cm、横13.5cm、厚さ2.3cmのハードカバー。1ページに1編の詩を配置、レイアウトにこだわり、ペンで丁寧に書かれていることから、詩集刊行を見据えた見本としてつくられた可能性があるという。