大阪のアンジェスが東西8施設でコロナワクチンの臨床試験開始

新型コロナウイルスのワクチン開発を進めている、大阪大学の研究者が設立した大阪府茨木市のバイオベンチャー企業、アンジェスは12月8日、500人を対象にした次の段階の臨床試験を開始したと発表した。
臨床試験は関西と関東の8施設で行われ、健康な成人合わせて500人を対象に2週間の間隔をあけたグループと4週間のグループでそれぞれ2回投与して、安全性やどれだけ抗体ができるかなどを調べるという。また、それぞれのグループのうち、50人はワクチンに似せた偽薬を投与し、開発中のワクチンとの比較を行う。この臨床試験の後、新型コロナウイルスの発症を予防する効果を検証するため、さらに多くの人を対象とする臨床試験を実施する計画。

ウィルG ベトナムに初の海外子会社 日本での就労希望者を支援

ウィルグループ(本社:東京都中野区)は12月7日、製造業や物流業に特化した人材サービスを主力とするウィルオブ・ファクトリー(本社:東京都千代田区)が、完全子会社の「WILLOF Vietnam Company Limited(ウィルオブ・ベトナム有限会社)」を、同グループ初となるベトナムに設立し、12月11日より営業を開始すると発表した。
ベトナムの現地大学や送り出し機関との連携を強化し、ベトナム人労働者や応募者へのフォロー体制の構築など、就労支援の強化拡大を図る。

エースコックベトナム  ハイフォンで12/14カップ麺レストラン開業

エースコックベトナム(本社:ホーチミン市タンビン工業団地)は12月3日、イオンモール・ハイフォン・レチャンの1階で、ベトナム初となるビュッフェスタイルのカップ麺レストランを12月14日にソフトオープンし、19日から正式営業を開始すると発表した。
来店客は豊富な種類の小麦麺あるいはフォーの麺、スープやかやくを好みの組み合わせで自由に選べ、自分独自のカップ麺を味わうことができる。小麦麺・フォーの麺で合わせて8種類のス-プ、11種類のかやくを用意する。

スパークス「日本モノづくり未来ファンド」設立 200億円規模目指す

スパークス・グループは12月7日、「日本モノづくり未来ファンド」を設立したと発表した。優れた技術やサービスなどを保有する国内企業に投資し、日本の製造業の発展につなげる。最終的には200億円規模のファンドを目指す。スパークスがファンド運営者となり、123億円の出資を受けて12月から運用を開始する。2021年10月末までを目途にファンドの趣旨に賛同する投資家からの追加出資を募る。
このファンド設立は、スパークスとトヨタ自動車、三井住友フィナンシャルグループ傘下の三井住友銀行、三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の三菱UFJ銀行、みずほフィナンシャルグループ傘下のみずほ銀行の5社が11月に合意した覚書に基づくもの。

ウィラー シンガポール国立庭園で2年間自動運転の実証実験

高速バス大手のウィラー(本社:大阪市北区)は12月7日、シンガポールの国立庭園で12月3日より自動運転の実証実験を開始したと発表した。同社のシンガポール子会社が、同国のST Engineeringと同国の国立公園局の協力のもと、自動運転による旅客輸送システムの安全性、有効性、持続可能性を検証する。この実証実験は2年間実施する。

水素社会の実現へ「水素バリューチェーン推進協議会」設立

岩谷産業、トヨタ自動車など水素社会の構築・拡大に取り組む民間企業9社は12月7日、水素社会の実現を推進する新たな民間団体「水素バリューチェーン推進協議会」を設立したと発表した。同日時点での会員数は88社。
2021年1~2月にワーキンググループ活動内容についての議論、水素普及に向けた論点出し、政策提言に向けた情報収集を行い、政府に提言する。