四天王寺「鳳輦」「玉輿」を初公開 聖徳太子の命日法要で

四天王寺(所在地:大阪市天王寺区)宝物館で、毎年4月22日に営まれる聖徳太子の命日法要「聖霊会(しょうりょうえ)」で使われる2台のみこし「鳳輦(ほうれん)」「玉輿(ぎょくよ)」(いずれも江戸時代)が初めて一般公開されている。それぞれ太子の像と仏舎利(釈迦の遺骨)という寺の信仰の核となる宝物を載せる特別な神輿だ。
鳳輦は高さ217.5cm、玉輿は同234cm。金具の様式から、江戸時代初期に徳川家によって寺が再興されたときにつくられたとみられる。これまで通常時は蔵に保管していたが、聖徳太子(622年没)の「千四百御聖忌(ごせいき)」に合わせて宝物館に移し、今後は一般公開することにしたという。
宝物館は正月と春、秋に公開され、今春は5月5日まで。拝観料は大人500円、高校・大学生300円。

オリコ インドネシアでオートローン事業会社を連結子会社化

オリエントコーポレーション(本社:東京都千代田区)は3月31日、インドネシアのオートローン事業会社PT.Mizuho Balimor Finance(本社:インドネシア・ジャカルタ)の株式取得を完了し、同日に連結子会社化したと発表した。この結果、議決権ベースで同社の発行済み株式数の51%を取得した。

ヤクルト本社 中国・青海省西寧市で「ヤクルト」販売開始

ヤクルト本社は3月31日、中国ヤクルトより2021年4月1日から青海省西寧市(せいかいしょうせいねいし)で、乳酸菌飲料「ヤクルト」および「ヤクルトライトの販売を開始すると発表した。スーパーマーケットなどの店頭販売により、2021年度(2021年4月~12月)5,000本/日の販売を見込む。西寧市での販売にあたり、同市に隣接する甘粛省の蘭州支店から商品を供給する。西寧市は青海省の省都で、人口230万人の都市。

技研製作所 タイ・バンコクに駐在員事務所開設 東南ア2拠点目

産業機械の開発・製造販売ならびにレンタル事業、土木建築工事ならびにコンサルティング業務を手掛ける技研製作所(本社:高知市)は3月26日、グループ会社、Giken Seisakusho Asia Pte.,Ltd.(本社:シンガポール、以下、技研製作所アジア)が、タイの首都バンコクに駐在員事務所を開設し、3月15日から業務を開始したと発表した。東南アジアにおける同社グループの拠点は、シンガポールに続いて2カ所目。

鹿島 2つの現場溶接ロボット工法開発 施工現場で結果確認

ゼネコン大手の鹿島(本社:東京都港区)は3月30日、グループ連携による現場溶接ロボットの開発・運用体制のもと、今回新たな進化を遂げた2つの工法を開発、首都圏で施工中の現場に適用し、生産性および品質面で良好な結果を確認したと発表した。
今回溶接ロボットで新たに開発、現場施工に適用したのは①梁端接合部の上向溶接工法②全周溶接工法-の2つ。同社は「作業の半分はロボットと」をコアコンセプトの一つに掲げる「鹿島スマート生産」で、建設現場へのロボット導入を強力に推進している。

2月の国内8社の自動車生産 7社が前年割れ 半導体不足響く

自動車の国内大手8社が3月30日発表した2月の国内生産台数は、前年同月比9.1%減の66万6,751台だった。世界的な半導体不足や地震の影響などを受け、8社のうち日産自動車を除く7社が前年割れとなった。
今後は、回復するには最大4カ月かかるといわれる半導体大手のルネサスエレクトロニクスの工場火災の影響が懸念され、各社の生産の下押し要因になりそうだ。