JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)が100%出資する新電力のアーバンエナジー(本社:横浜市)は6月14日、経済産業省が実施する「令和3年度再生可能エネルギーアグリケーション実証事業」に参画すると発表した。6月より開始する予定。
同事業は安定かつ効率的な電力システムの構築、最生エネの普及拡大を図ることを目的として行われる。変動性の高い太陽光発電と風力発電等再生可能エネルギー発電設備と、蓄電池等の設備を組み合わせ、需給バランス確保のための発電量予測や、蓄電池等の制御に必要となる技術の実証を行う。今回の実証でアーバンエナジーは、今後再生エネの安定供給において中核となる蓄電池の制御技術開発に注力する。
JAXAとホンダ 宇宙での循環型再生エネルギーSの実現性検討
宇宙航空研究開発機構(JAXA)とホンダは6月14日、人が長時間にわたって宇宙で滞在、活動するための環境構築を目指し、酸素や水素、電気を有人拠点や移動用車両に供給するための循環型再生エネルギーシステムの実現性検討を共同で開始することになったと発表した。
宇宙で人が生活するため、太陽エネルギーよりみずを電気分解して酸素と水素を製造する高圧水電解システムと、酸素と水素から電気と水を発生させる燃料電池システムを組み合わせた「循環型再生エネルギーシステム」を構築する。
両者は2020年11月に3年間(2020年度~2022年度)の共同研究協定を締結し、ホンダが持っている高圧水電解技術および燃料電池技術を活用した、月周回有人拠点(Gateway)および月面での循環型再生エネルギーシステムに関する研究を進めている。
東北大,イオンモール 地域交流の場づくりで産学連携協力
東北大学災害科学国際研究所、イオンモール、公益財団法人イオン環境財団の3社は6月12日、地域住民が日常的に交流できる安全・安心な場を創造するため「産学連携協力」に関する協定を締結したと発表した。
3社は自然災害、地球規模の気候変動、大規模感染症など様々なリスクがある中、安全で安心できるレジリエント・コミュニティーの創生を目指し「イオン防災環境都市推進(仮称)共同研究部門」を東北大学災害科学国際研究所内に立ち上げ、「防災・減災」「杜のデザイン」「感染症対策」の3つの項目を中心に、地域住民にも参加してもらうワークショップなどの実施を計画している。
コメリ 6月下旬にタイ・チャチューンサオ県に1号店
ホームセンターチェーンを運営するコメリ(本社:新潟市)は6月10日、タイ東部チャチューンサオ県に6月下旬、同国1号店を出店すると発表した。新店舗は「コメリ ハードアンドグリーン パノムサラカーム店」で、売場面積は約400坪(約1,320㎡)。タイの現地法人、KOMERI THAILAND Co.,Ltd.が事業運営を担う。
東芝 最小センサー開発 自動運転・インフラ監視用「目」
東芝(本社:東京都港区)は6月11日、自動運転やインフラ監視に不可欠な「目」の役割を担う小型のセンサー装置を開発したと発表した。200m先まで把握できるタイプで世界最小という。2020年7月に発表した従来品と比べて3分の1以下のサイズの約350ccで、解像度を4倍に高めている。
新明和工業 タイ・バンコクの機械式駐車設備を受注
輸送機器の製造・販売を手掛ける新明和工業(本社:兵庫県宝塚市)は6月11日、タイ・バンコクで進められている公的機関、タイ・エンジニア委員会(COET)のオフィスビルに設置されるエレベーター方式駐車設備を受注したと発表した。今回受注、納入、設置するのは「エレパーク(R)」で、設備の完成は2022年3月の予定。狭小地に台数の異なる縦列タイプ2ユニット(エレパーク4基)を効率的に配置する設計が評価された。

