平等院鳳凰堂の屋根の木材はコウヤマキ

平等院鳳凰堂の屋根の木材は創建時のコウヤマキ

京都府宇治市の国宝で世界遺産、平等院鳳凰堂で保管されていた屋根の木材が、このほど調査の結果、平安時代の創建当時のものであることが分かった。
この木材はコウヤマキで、変色して古びているが、傷みがほとんどなく保存状態が良かったという。今回調査された木材は明治時代に鳳凰堂の屋根から取り外された ものと伝えられていたが、詳細な研究はされていなかった。このため、鳳凰堂は総ヒノキ造りとされていたこれまでの説は覆された。
平等院鳳凰堂はおよそ1,000年前、栄華を誇った関白・藤原頼通によって建立されたと伝えられる。

前に戻る