国立西洋美術館 世界遺産登録へ ル・コルビュジエ設計
「近代建築の巨匠」と呼ばれたフランス人建築家、ル・コルビュジエが設計した東京・上野の国立西洋美術館について、ユネスコの諮問機関・イコモスは「世界遺産に登録することがふさわしい」とする勧告をまとめた。これにより国立西洋美術館は7月にトルコで開かれるユネスコの世界遺産委員会で正式に世界遺産に登録される見通しとなった。
国立西洋美術館は、ル・コルビュジエが設計した日本で唯一の建造物。日本やフランスなど7カ国は、コルビュジエが20世紀の世界中の建築や都市計画に大きな影響を与えたとして、世界文化遺産への登録を目指し合わせて17の作品を共同で推薦している。
日本の世界遺産は文化遺産が15件、自然遺産4件の19件あるが、他国との共同推薦で登録されるのは初めて。