南ア チンパンジーとヒトの特徴 猿人の骨格発見

南アでチンパンジーとヒトの特徴持つ猿人の骨格発見
 南ア・ウィットウオーターズランド大などのチームは、200万年前に南アフリカで生息していたセディバ猿人(アウストラロピテクス・セディバ)は、人とチンパンジーの両方に似た特徴を兼ね備えた骨格を持っていたと、4月12日付の米科学誌サイエンスに発表した。歯や骨盤は人に近く、かかとはチンパンジーに似て、直立歩行と木登りの両方に適していたと推測されるとしている。セディバ猿人は2008年、南アの首都プレトリア近郊の洞窟で発見された新種の猿人。現生人類(ホモ・サピエンス)を含むホモ属の祖先の可能性があると注目されている。

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