京都・北野天満宮の樹齢350年の神木・梅の木は接ぎ木
菅原道真を祀る京都市上京区の北野天満宮にある樹齢約350年のご神木の梅の木は、接ぎ木によって受け継がれてきた可能性があることが分かった。神社から委託を受けて、この梅の保存に関する研究を進めている大手住宅メーカー、住友林業が、この梅のDNA検査をした結果、明らかになったもの。
検査で、梅の葉と根からそれぞれ細胞を取り出して詳しく分析したところ、葉と根では遺伝子の型が異なっていたという。自然に育った場合、ひとつの梅の木から異なる遺伝子の型が見つかることは考えにくい。そのため、住友林業ではご神木の梅が接ぎ木によって受け継がれてきた可能性があると結論付けた。