米国の調査チームによると、太平洋戦争中に撃沈された旧日本海軍の重巡洋艦「摩耶」の船体が、フィリピン・パラワン島沖のおよそ1,850mの海底で見つかった。同チームの無人探査機が撮影した映像には船体はじめ、艦橋の構造物や主砲などの形が確認できるほか、機器に刻まれた文字もはっきりと写っている。 摩耶は1944年10月、フィリピンへと迫る米国軍を迎え撃つためレイテ島に向かったが、米国海軍の潜水艦の魚雷攻撃をけて沈没し、乗員336人が死亡した。今回、摩耶を発見した調査チームは、2015年にもフィリピン沖の海底で戦艦「武蔵」を発見している。