アイヌ木綿衣 世界最古級の可能性 ロシア所蔵品と酷似

アイヌ木綿衣 世界最古級の可能性 ロシア所蔵品と酷似

北海道釧路市立博物館所蔵のアイヌ民族の木綿衣(もめんい)が世界最古級の可能性が高まっている。現存する世界最古の木綿衣とされるロシア科学アカデミー・ピョートル大帝記念人類学民族学博物館(通称クンストカメラ)が所蔵する2点と見た目も縫製技法も酷似しており、研究者は同じ時期に北海道でつくられたものとみている。
この木綿衣は丈128㌢、両袖を広げた幅は136㌢。前部と背部に独特のアイヌ模様が施され、虻田地域(胆振西部、後志南部)で制作されたものとみられている。
国立民族学博物館の佐々木史郎教授が代表を務める研究チームによる調査が3月に終了後、早ければ5月にも一般公開される予定。

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