スズキ インドで25年までに100万円台のEV投入へ

スズキは、2025年までに電気自動車(EV)に参入する。まずは主力市場のインド向けに消費者負担で実質100万円を視野に開発する。次いで日本および欧州市場にも順次投入する。
同社がマルチ・スズキを通じて同社が50%以上のシェアを持つインド市場は、2019年の新車販売で約380万台と世界第5位。ただ、電動化は遅れており、インド政府は脱炭素に向け2030年にEV3割を目標に掲げている。

LCCジップエア 9月に成田-シンガポール線就航

日本航空(JAL)傘下の格安航空会社(LCC)ジップエア・トーキョー(所在地:千葉県成田市)は7月21日、東京・成田とシンガポールを結ぶ路線を就航すると発表した。
9月7日~10月26日まで週1回、火曜日に運航する。新型コロナウイルスワクチン接種で、今後コロナ流行が落ち着き、渡航需要の回復が見込まれると判断している。

オリンパス タイで内視鏡診断普及へ医師育成を支援

オリンパス(本社:東京都新宿区)は7月21日、内視鏡医が不足しているタイで内視鏡診断を普及させるため、日本の総務省が進める支援プロジェクトに参画すると発表した。内視鏡AI診断システムのタイおよび周辺国への導入・普及を目的としたプロジェクトに事業推進者として参画する。タイ消化器内視鏡学会と連携し、サイバネットシステムの協力のもと、タイで内視鏡AI診断システムの有用性や普及可能性に関する実証調査を実施する。

富士レビオ アルツハイマー病測定試薬の製販承認取得

H.U.グループホールディングス(本社:東京都新宿区)は7月21日、連結子会社の富士レビオ(本社:東京都新宿区)がアルツハイマー病を対象疾患として「β‐アミロイド1-42」「β‐アミロイド1-40」の測定試薬を体外診断用医薬品として、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に製造販売承認の申請を行っていたが、7月19日に製造販売承認を取得したと発表した。今後、同試薬が保険適用され次第、速やかに販売を開始する。

日本電産 台湾の鴻海とEVモーター製造で合弁検討

日本電産(本社:京都市南区)は7月21日、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業と傘下の電気自動車(EV)製造子会社の3社で、EV用モーター製造販売の合弁会社設立を検討すると発表した。日本電産は鴻海が量産を目指すEV向けに駆動用モーターシステムを供給する考え。交渉がまとまれば12月末までに合弁会社設立の契約を締結する見通し。
合弁会社は台湾に本社を置き、日本電産が開発する駆動用モーターやインバーター(電力変換器)、ギアなどが一体となった「トラクションモーターシステム」を開発、生産する。