Meiji 韓国の東亞と合弁解消 全株式譲渡 提携は継続

Meiji Seikaファルマ(本社:東京都中央区、以下、Meiji)は7月27日、東亞ソシオホールディングス(本社:韓国・ソウル市、以下、東亞ソシオ)との合弁会社、DMバイオ Limited(以下、DMバイオ)について、Meijiが保有するDMバイオ社の全株式を、東亞グループに譲渡することに合意したと発表した。譲渡手続きは9月末に完了する予定。
なお、Meijiと東亞ソシオ間のバイオシミラーに関する提携関係は今後も継続することで合意している。

20年世界貿易額7%減の1,890兆円 コロナ禍など響く

日本貿易振興機構(ジェトロ)の推計によると、2020年の世界貿易額(輸出ベース)は前年比7.0%減の17兆2,180億ドル(約1,890兆円)だった。数量も5.0%減少した。コロナ禍で経済活動が停滞したほか、原油価格の下落が響いた。金額、数量ともに前年を下回るのは、金融危機の影響を受けた2009年以来という。

クロマグロ 22年から大型魚の漁獲枠15%増で合意

太平洋クロマグロの漁獲管理を話し合う国際会議が7月29日閉幕した。日本が提案した漁獲枠拡大について、日本近海を含む中西部太平洋で2022年から大型魚(30kg以上)の漁獲枠を一律15%増やすことで合意した。一時は激減した水産資源が回復傾向にあるとが共通認識となったため。水産庁によると、日本の増加分は732トン。

ルネサス 那珂工場の出荷回復は遅れ8月中旬に 

半導体大手のルネサスエレクトロニクスは7月29日、3月に火災が発生した那珂工場(所在地:茨城県ひたちなか市)の出荷が、火災前の水準に回復するのは8月中旬になるとの見通しを示した。同工場の生産能力は6月に完全復旧し、出荷回復を7月中旬と見込んでいた。しかし、製造装置のトラブルが続き回復はずれ込み、当初の想定より1カ月程度遅れる見通しとなった。

車8社の21年上半期世界販売29%増もコロナ前下回る

国内の自動車大手8社が7月29日発表した2021年上半期(1~6月)の世界販売は、前年同期比29.4%増の計1,313万4,697台となった。8社とも前年同期を上回った。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で落ち込んだ前年の反動に加え、自動車主要市場の北米、中国が好調だった。ただ、それでもコロナ流行前の2019年上半期実績には及ばなかった。

クラボウ デルタ株に対する抗ウイルス効果を確認

クラボウ(本社:大阪市中央区)繊維事業部は7月29日、独自に抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術「クレンゼ」で加工した繊維素材に、新型コロナウイルスの変異株、デルタ株に対する抗ウイルス効果があることを確認したと発表した。クレンゼを施した加工素材にはアルファ株および、変異前の従来株に対する効果もすでに確認済み。
一般財団法人日本繊維製品品質技術センターでの検証結果、その効果が確認されたもの。