岩谷産業はこのほど、液化炭酸ガスの安定供給のため、岩谷瓦斯千葉工場内の液化炭酸ガスの製造設備年間約4万3,000トンを最大8万6,000トンの2倍に増強し、6月1日より稼働を開始したと発表した。
昨今の石油化学製品の需要やアンモニア生産量の減少により、化学プラントから副生された炭酸ガスの原料を十分に確保することが困難な状況が続いていることに対応した。今回の設備増強により、とくに関東地区を中心とした液化炭酸ガスの顧客への安定供給体制を整備・確保した。
林精鋼 フィリピンで倉庫棟建設へ着工 21年内完成
磨棒鋼、冷間圧造用鋼線を手掛ける林精鋼(本社:東京都大田区)は、フィリピン法人、HSPI(林精鋼フィリピン)のフィリピン工場の工場棟に隣接し、倉庫棟を建設する。すでに5月に着工し、2021年内めどに完成を目指している。新棟の増設でフィリピン工場は計600~700トンの在庫が可能になる。投資金額は約8,000万円。
30年に新車販売の50%を電動化 米バイデン政権
米国のバイデン政権は8月5日、2030年に新車販売に占める電気自動車(EV)などの電動車の割合を50%に引き上げる新たな目標を発表した。脱炭素化政策の一環で、EVや燃料電池車(FCV)、プラグインハイブリッド車(PHV)など実質CO2(二酸化炭素)を排出しない電動車種の拡大を目標とする。このため、モーターとエンジンを併用する通常のハイブリッド車(HV)を含めない。
ユニクロ 中国・北京にグローバル旗艦店11月開業
ユニクロは8月5日、北京初のグローバル旗艦店を2021年11月にオープンすると発表した。同店は中国大陸で3店舗目となるグローバル旗艦店で、北京の著名ファッションスポット三里屯に位置する。3フロアからなる同店の売場面積は約670坪で、メンズ、ウィメンズ、キッズ、ベビーの最新の商品ラインアップを提供する。リアルとバーチャルを融合した「StyleHint」の売り場を、中国大陸の店舗で初めて導入する。
ローツェ ベトナム・ハイフォンで新工場 22年8月竣工
半導体ウエハー搬送システムなどを手掛けるローツェ(本社:広島県福山市)はこのほど、ベトナムのRORZE ROBOTECH CO.,LTD.がベトナム・ハイフォン市の野村工業団地内に、半導体・FDPライフサイエンス関連装置製造設備を導入する新工場を建設すると発表した。敷地面積は約1万㎡、延床面積は約3万㎡(地上5階建て)。投資額は1,620万米ドル。2021年12月着工し、2022年8月末竣工を予定。来期以降の需要増に応える。
西鉄 インドネシア・スマランに4拠点目事務所開設
西日本鉄道(西鉄)は8月2日、インドネシア現地法人「にしてつインドネシア」が中ジャワ州にスマラン事務所を設立し、7月6日から営業を開始したと発表した。
スマランはジャワ島中部に位置し、中ジャワ州の最大都市で州都。首都ジャカルタと同国第2の都市スラバヤを結ぶ幹線沿いに位置する。同社のインドネシア拠点はジャカルタ、スラバヤ、タンゲランに次いで4カ所目。