トヨタ自動車、日産自動車、ホンダ、マツダの中国法人4社の9月新車販売台数は、前年同月比22~36%減少した。
豊田汽車(中国)投資の発表によると前年同月に比べ36%減の11万5,000台、日産(中国)投資によると同26%減の10万4,000台、本田技研工業(中国)投資によると同28%減の12万1,000台、マツダ(中国)企業管理によると同22%減の1万6,428台だった。世界的な半導体不足に加えて、中国では深刻な電力不足が地区や業種により週休3~4日制状態続いており、当面減産基調は避けられないとみられる。
ENEOS 再生可能エネルギー新興企業JREを2,000億円で買収
ENEOSホールディングス(本社:東京都千代田区)は10月11日、再生可能エネルギー新興企業、ジャパン・リニューアブル・エナジー(本社:東京都港区、以下、JRE)を買収すると発表した。買収額は2,000億円。石油元売り大手による再生可能エネルギー新興企業の大型買収は初めて。2022年1月下旬をめどに子会社化する。JREの親会社、米ゴールドマン・サックスとシンガポール政府投資公社(GIC)から全株式を取得する。ENEOSはJREの買収を通じ、太陽光や風力など再生可能エネルギー事業を育て、石油依存からの脱却を加速する。
自然電力とアラムポート インドネシア3カ所で太陽光発電
再生可能エネルギー発電事業を手掛ける自然電力(本社:福岡市)とアラムポート(本社:東京都千代田区)は10月11日、インドネシアで3カ所の屋根置き太陽光発電導入案件を受注したと発表した。発電容量は計4.5メガワット(MW)。10月から順次着工、12月より順次稼働する。
今回受注したのは、東ジャワ州の鉄鋼工場2カ所と西ジャワ州の製紙工場1カ所で、発電した電気は各施設に直接供給され、自家消費される。当該企業は初期投資を負担せずに、価格競争力のあるクリーンな再生可能エネルギーを利用でき、電気代の平均コストを削減する。また、温室効果ガスの削減にも貢献する。
ツクリエ 政府系機関とスタートアップ起業支援で協定
起業家支援サービスを手掛けるツクリエ(本社:東京都千代田区)は10月7日、マレーシア科学・技術・革新省傘下のマレーシア・グローバル技術革新・創造センター(MaGIC)とスタートアップ企業の支援で協定を締結したと発表した。マレーシアでの事業展は初。
三菱重工 タイの超大型複合火力発電所で2号機運転開始
三菱重工業(本社:東京都千代田区)は10月11日、タイの独立系発電業者(IPP)、ガルフ・エナジー・デベロップメント社と三井物産の合弁事業会社がタイ・チョンブリー県で進める天然ガス火力発電所2カ所の建設プロジェクトで、2021年3月末の初号機運転開始に続いて、全構成設備のうちM701JAC形GTCCの2号機を完工、10月1日に運転開始したと発表した。引き続き2024年に予定される全8期での運転開始に向けて工事を進めていく。
この大型プロジェクトは2018年、M701JAC形ガスタービン8基で構成される総出力530万KWのガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)火力発電設備フルターンキー契約で受注したもの。併せて25年間の長期メンテナンス契約も締結している。両発電所はバンコクの南東約130kmに位置しており、チョンブリー県とラヨーン県に建設されているもので、出力はいずれも265万KW。
Daigasエナジー 山善と自家消費型太陽光発電サービスで提携
大阪ガス(本社:大阪市中央区)は10月11日、100%子会社Daigasエナジー(本社:大阪市中央区)が、自家消費型太陽光発電サービスを中心とするエネルギー関連サービスを拡充するため、山善(本社:大阪市西区)と業務提携契約を締結したと発表した。
両社は今回、Daigaエナジーが2020年6月から提供開始している「D-Solar」と同様に、自家消費型太陽光発電サービスの共同ブランド「DayZpower(デイズパワー)」を立ち上げ、さらなるサービス拡大を目指す。両社は2024年度末までにDaiZpowerによる太陽光発電の導入容量10万KWを目指す。