電子情報技術産業協会(JEITA)のまとめによると、2021年7月のパソコン(PC)の国内出荷台数が前年同月比4%減の58万8,000台だった。テレワークの拡大で2020年はノートPCを中心にPC需要のたかまりがみられたが、足元ではその反動減か、4カ月連続の前年割れとなった。種類別にみると、デスクトップPCが前年同月比7%減の9万2,000台、ノートPCは同3%減の49万6,000台だった。
横浜ゴム 海外拠点YIIDが初のAPIの品質規格認証取得
横浜ゴム(本社:東京都港区)は8月23日、インドネシア子会社、横浜工業品製造インドネシア(所在地:インドネシア・バタム島カビル工業団地内、以下、YIID)が生産する、石油や原油の移送に使用されるマリンホースと、船舶同士や船舶と岸壁の間の緩衝材として使用される空気式防舷材について、6月に米国石油協会(API)が発行する品質規格の認証を取得したと発表した。
同規格の取得は、横浜ゴムの海外生産拠点では初。取得した規格は「API Specification Q1 9th Edition」。これまで横浜ゴムの平塚製造所内の工場で生産するマリンホースについて、同規格を取得していたが、今回YIIDはより幅広い商品で取得した。
鳥貴族 チキンバーガー専門店の新業態 東京に1号店
居酒屋チェーンの鳥貴族ホールディングス(本社:大阪市浪速区)は8月23日、チキンバーガー専門店「TORIKI BURGER(トリキバーガー)」の1号店(所在地:東京都品川区)を、東京・JR大井町駅近くにオープンした。
新型コロナウイルス禍で居酒屋「鳥貴族」が厳しい経営環境にさらされる中、チキンバーガーの新業態で巻き返しを図る。
大成建設・地熱技術開発 カーボンリサイクルCO2地熱発電
ゼネコン大手大成建設(本社:東京都新宿区)と地熱技術開発(本社:東京都中央区)は8月23日、共同で独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)から公募された地熱発電技術研究開発事業「カーボンリサイクルCO2地熱発電技術」に応募し、2021年7月に採択されたと発表した。同事業の実施期間は、2021年度から2025年度の5年間の予定。
大成建設、地熱技術開発の両社は、地熱によって高温状態となった地層中にCO2を圧入し、熱媒体として循環させることで地熱資源を採熱する。熱水資源に頼らない革新的な地熱発電の技術開発に着手する。CO2を活用した革新的な地熱発電技術の開発により、脱炭素に貢献する。
使い捨てプラスチック12品目削減義務付け 環境・経産省
世界的規模での環境汚染や生態系破壊の元凶の一つとして指摘される使い捨てプラスチックについて、環境省、経済産業省は8月23日の有識者会議で、ヘアブラシやストロー、スプーンなど使い捨てプラスチック製品12品目を多量に提供する事業者に対し、削減を義務付ける方針を示した。有料化や受け取り辞退者へのポイント還元、再生素材への転換などを求める。
ホンダ 狭山工場閉鎖でFCV生産終了 開発は継続
ホンダ(本社:東京都港区)が脱炭素の一角、水素で走る燃料電池車(FCV)「クラリティ」の生産を8月中に終える。製造工場の狭山工場(所在地:埼玉県狭山市)が2021年度中に閉鎖するため。これにより、ホンダの生産品種から一時的にFCVが姿を消すことになる。