三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)および三菱UFJ銀行の連結子会社、タイの大手商業銀行Bank of Ayudhya Public Company Limited(以下、アユタヤ銀行)は、在ベトナムの民間商業銀行Saigon-Hanoi Commercial Joint Stock Bank(サイゴンハノイバンク)の子会社SHBank Finance Company Limited(以下、エスエイチビーファイナンス)の全株式を取得することを決めた。出資から3年後をめどに全株式を取得する予定。
アユタヤ銀行はこの取得を通じてベトナムに進出し、タイのコンシューマーファイナンス分野における最大の事業者としての先進的かつ幅広い知見と、エスエイチビーファイナンスが持つ地場の知見を組み合わせることで、付加価値の高いサービスの提供および事業の拡大を図っていく。
東芝インフラS フィリピンの下水処理場建設Pを受注
東芝インフラシステムズ(本社:神奈川県川崎市幸区)は8月26日、インド現地法人、東芝ウォーターソリューションズ社(以下、TWS)と、フィリピンの建設会社フレイ・フィル社のコンソーシアムは、マニラ・ウォータ-社から下水処理場建設プロジェクトを受注したと発表した。TWSはプロセス・機械・電気設備等の設計・調達・据付および1年間の運転・保守を担当する。
今回TWSが受注したのはフィリピン・マニラ首都圏東部リサール地区のヒヌルガン・タクタク下水処理場建設プロジェクト。処理能力は日量1.6万トンで、2023年に完成の予定。工期は2021年7月から25カ月(2023年7月完工予定)。
日本水素・ENEOS・岩谷産業「液化水素供給網実証」採択
川崎重工業の子会社、100%子会社の日本水素エネルギーを幹事会社として、ENEOSと岩谷産業の3社は8月26日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)から公募された「グリーンイノベーション基金事業/大規模水素サプライチェーンの構築プロジェクト」に対して、「液化水素サプライチェーンの商用化実証」を提案し、採択されたと発表した。
日本政府が書ける「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」に示される、積極的な温暖化対策を行い、産業構造や社会経済の変革をもたらし、次なる成長につなげていく、「経済と環境の好循環」の一助を担うことを目指すもの。
東電 シンガポール地下変電所建設でコンサル契約
東京電力ホールディングス(本社:東京都千代田区)は8月23日、東京電力パワーグリッド(本社:東京都千代田区)および関電工(本社:東京都港区)と共同で、シンガポールでガス・電力事業を担うシンガポールパワーグループ(本社:シンガポール)との間で、7月14日に地下変電所建設プロジェクトに関するコンサルタント業務の契約を締結したと発表した。
このプロジェクトは、東南アジアで初となる230KV地下変電所を建設するもので、これまで電気設備・建物間の技術協調を含む詳細設計等で多くの技術的課題が挙げられていた。コンサルタント業務では、地下変電所に必要な変電設備や地中送電ケーブルの物品および工事の調達に関わる仕様の検討、入札者評価、建物工事における施工・工程管理など、工事完了までの技術支援を行う。
チャレナジー フィリピンで新型風力発電機1基目稼働
新型風力発電機の開発を手掛けるチャレナジー(本社:東京都墨田区)は8月26日、フィリピン・バタネス州の州都バスコで、次世代型風力発電機の1基目を稼働したと発表した。同発電機は台風下でも安定した発電が可能という。これは日本の環境省に採択された実証実験で立証しており、海外での設置は初めて。
ルネサス 採算難の滋賀工場は8月末で操業終了
半導体メーカー大手、ルネサスエレクトロニクスは8月27日、海外メーカーとの価格競争で採算が見込めなくなった通信機器向け半導体の製造拠点、滋賀工場の操業について、8月末で終了すると発表した。同工場で働くおよそ110人の従業員については配置転換や再就職の支援を行う。工場跡地は大阪市の不動産会社に譲渡するという。