日立 フィリピン・南北通勤鉄道駅の昇降機67台を受注

日立製作所(本社:東京都千代田区)は9月8日、フィリピン・マニラ首都圏と郊外を結ぶ南北通勤鉄道(ブラカン州マロロス市-マニラ市ツツバンの38km)の第1期で、設置される昇降機計67台を受注したと発表した。日立グループとしてフィリピンで初の鉄道システム向け案件。
同鉄道路線は1日に20万人以上の通勤客の利用が見込まれている。フィリピン政府が全面的に主導する案件で、首都マニラおよび近接する地域の既存の公共交通を拡張し、交通渋滞の緩和を目指すもの。日立エレベーターフィリピン社が、2023年5月までにエレベーター、エスカレーター合わせ67台の昇降機を納入する。

小野薬品 台湾で「オプジーボ」ヤーボイとの併用の承認取得

小野薬品工業(本社:大阪市中央区)は9月8日、台湾の現地法人、台灣小野薬品工業股份有限公司が、台湾で「オプジーボ」の「ヤーボイ(R)」との併用による「切除不能な悪性胸膜中皮腫」のファーストライン治療の効能または効果の追加承認を、台湾食品薬物管理局から取得したと発表した。

ホンダ・GM 自動運転の共同実証 20年代半ばにも事業化

ホンダ(本社:東京都港区)は9月8日、米ゼネラル・モーターズ(GM)やGM子会社と連携し、自動運転の実証実験を9月中に国内で始めると発表した。9月中に栃木県のホンダの研究所で、専用車両の走行実験に取り組む。
この結果をもとに自動運転向けの高精度な地図をつくり、2020年代半ばにもライドシェア(相乗り)事業などを立ち上げる。

塩野義 ロボット・アバターのAVITAと資本業務提携

塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は9月7日、AVITA(本社:東京都渋谷区)と資本業務提携契約を締結したと発表した。これにより両社の強みを活かし、医療・福祉分野でのロボットやCGアバターを活用した対話サービスや未病段階からの各種健康相談など、新たなヘルスケアソリューションの開発・提供を通じてヘルスケア領域の課題解決に取り組む。

凸版印刷 阪大発ベンチャーのAVITAと資本業務提携

凸版印刷(本社:東京都文京区)は9月7日、大阪大学発ベンチャーのAVITA(本社:東京都渋谷区)と2021年7月に資本業務提携を締結したと発表した。AVITAは、アバター技術やロボット技術を活用したサービスの開発を行っている。
これにより、アバター技術で実世界を仮想化することで「誰もが自由に活動できる社会」づくりに向け、両社の持つテクノロジーを活用した製品・サービスの共同開発を開始する。