三井住友銀行は9月10日、インドネシアで新型コロナウイルスの深刻な影響を受けた地域を支援するため行っている「日本ユニセフ協会」を通じた寄付活動で、今回インドネシア医師会宛てに病院向けの酸素濃縮器100台(1,500万円相当)を寄付すると発表した。これらは、都市部の医療機関や地方の医療施設に配布される。
ENEOS ペトロナスGとCO2フリー水素の供給網構築で協業
ENEOS(本社:東京都千代田区)は9月10日、マレーシアの国営石油会社Petroliam Nasional Berhad(ペトロナス)の完全子会社、PETRONAS Gas & New Energy Sdn Bhd(以下、PGNESB)とCO2フリー水素のサプライチェーン構築に向けた協議検討について覚書を締結したと発表した。
マレーシアで生産された水素を効率的な貯蔵・輸送形態の一つ有機ハイライド・メチルシクロヘキサン(以下、MCH)に変換し、同社製油所へ輸送するサプライチェーン全体について両社で検討する。ペトロナスの石油化学工場は数万トン規模と豊富な副生水素の製造ポテンシャル有しており、安定的かつ競争力のある供給源を確保できることから、この事業は高い実現可能性が期待できる。
日本政府のグリーンイノベーション基金など、政府による支援を活用し、CO2フリー水素サプライチェーンの社会実装を早期に実現することを目指す。
三井住友銀行 タイ赤十字社へコロナ医療機器購入資金寄付
三井住友銀行は9月10日、昨年度より行っている新型コロナウイルスで深刻な影響を受けている地域支援のためのタイ赤十字社への医療機器購入資金の寄付活動で、今回病院向けの医療機器(酸素濃縮器・個人用防護服)購入資金(350万円相当)を寄付すると発表した。これらの医療機器は王室系ラマティボディ財団により、タイで特に医療機器を必要としている病院に配布される。
日本交通 大阪のナショナルタクシーを買収 全株取得
タクシー大手の日本交通(本社:東京都千代田区)は9月10日、ナショナルタクシー(本社:大阪市城東区)を買収したと発表した。買収額は非公表。同日付で発行済みの全株式を取得した。この結果、ナショナルタクシーの181台のタクシーが加わり、日本交通グループの大阪府でのタクシー保有台数は744台となった。
ナショナルタクシーは1951年に設立、大阪の地域の人々の足として親しまれてきた老舗タクシー会社。
東芝 エネルギー変換効率15.1%のフィルム型太陽電池開発
東芝は9月10日、新たな成膜法を開発することにより、世界最高のエネルギー変換効率15.1%を実現したフィルム型ペロブスカイト太陽電池を開発したと発表した。同社は2018年6月にペロブスカイト太陽電池として世界最大サイズ(703㎠)のモジュールを開発しているが、今回この世界最大のサイズを維持しながら、成膜プロセスの高速化と変換効率の向上に成功した。
エネルギー変換効率15.1%は、現在普及している多結晶シリコン型の太陽電池のエネルギー変換効率に相当する。また、フィルム型ペロブスカイト太陽電池は軽量薄型で曲げることができるため、従来は設置することができなかった強度の弱い屋根やオフィスビルの窓など多様な場所に設置できる。
佐川急便と日本郵便 持続可能な物流インフラ共創で合意
SGホールディングスグループの主要子会社、佐川急便と日本郵便は9月10日、持続可能な物流インフラ・サービスの共創を目的とする基本合意書を締結したと発表した。
協業の概要は①相互の経営資源の活用による顧客利便性向上に資する国内外輸送サービスの提供および、持続的なビジネスモデルの構築②相互の物流サービス、輸送・集配ネットワーク、システムおよびノウハウの共同活用による効率的なインフラを構築③両社が保有するシステム基盤の連携を基に、テクノロジーを活用した新たな価値を創造し、業界の持続的発展を図る。