イオンモール(本社:千葉市)は9月14日、インドネシアで同国の大手ECプラットフォーム運営会社JD.IDとの協業を開始したと発表した。オンラインとリアルの融合店舗の新規出店、拡大および共同プロモーション、新規ビジネスの取り組みを進めることで、顧客の利便性向上に努める。9月6日に協業の覚書を締結した。JD.IDの親会社は中国最大手EC小売業、京東(JD.COM)。
トレードワークス 自走式見守りロボット「EBO SE」販売
トレードワークス(本社:東京都渋谷区)は9月17日、自走式見守りロボット「EBO SE(イーボエスイー)」の日本における販売権を取得し、同日より販売開始すると発表した。
このロボットは愛猫家の心配事を解消してくれる自走式見守りロボットで、米国、英国など世界60カ国以上で大ヒットしているという。WiFi環境があれば、スマートフォンで誰でも、どこでも簡単に操作し、留守番中の猫を常に見守ることができ、バッテリー残量が少なくなると自動で充電スタンドへ帰還、機能が充実している。
サイズは96×96×89(mm)、重量280g、16GB MicroSDカード(最大256GB)、希望小売価格は2万5,000円。EBO専用サイト「enabot.jp」で取り扱う。
トヨタ水素エンジン車 豪州産燃料で鈴鹿耐久レースに参戦
トヨタ自動車は9月18日、オーストラリアで製造した水素を重点した水素エンジン車で耐久レースに参戦した。三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開かれた5時間耐久レースに参戦したもの。海外から調達した水素を使うのは初めて。岩谷産業や川崎重工業がオーストラリアで「褐炭」由来の水素を生産し、日本に運ぶプロジェクトを推進しており、その水素サプライチェーン(供給網)の枠組みを活用した。トヨタが水素エンジン車でレースに出場するのは3度目。
三大都市圏の20年度外食市場4割減 ファミレス健闘
リクルートの調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」のまとめによると、2020年度の首都、関西、東海の三大都市圏地域における外食の市場規模は2019年度に比べ44.8%減の2兆1,630億円となった。新形コロナ禍により、繰り返し発令された緊急事態宣やまん延防止等重点措置のもとで、不要不急の外出自粛の影響で、酒類を提供する飲食店を中心に売り上げが大きく落ち込んだ。
業態別の市場規模分析では、年間の外食回数のシェアで「ファミリーレストラン・回転ずし等」(14.6%)が「居酒屋」(11.9%)を抜き、最も高かった。
調査は2020年5月~2021年4月、各圏域内に住む20~69歳の男女を対象に、インタ-ネットで実施しされた。
トヨタ 国内14工場で停止,スバルも休止延長,スズキも追加
トヨタ自動車は9月17日、10月の減産計画の詳細を発表した。国内14工場27ラインで最大11日間の稼働を停止する。これにより、10月は国内外の生産台数を当初計画から約33万台引き下げる。このうち、国内分は約15万台。東南アジアでの新型コロナウイルス感染拡大に伴う部品調達の遅れによるもの。
子会社トヨタ車体の吉原工場(所在地:愛知県豊田市)は、第1ラインを10月1~15日のうち11日間、新型SUV「カローラ クロス」を生産する高岡工場(所在地:愛知県豊田市)の第1ラインは計9日間、それぞれ稼働停止する。
SUBARU(スバル)は、国内3工場の9月の休止期間を3日間延長すると発表した。9月7日から操業を見合わせており、20日に再開する予定だったが、22日まで稼働停止を続け、23日の再開を目指す。対象工場は群馬製作所で、完成車を製造する本工場(所在地:群馬県太田市)と矢島工場(所在地:群馬県太田市)、エンジンなどを手掛ける大泉工場(所在地:群馬県大泉町)。
スズキも、二輪車を生産する浜松工場(所在地:静岡県浜松市)で9月20日の稼働を追加停止すると発表した。
SBI 敵対的TOBに発展か 新生銀行が買収防衛策導入
SBIホールディングスからTOB(株式公開買い付け)を受けている新生銀行は9月17日、取締役会を開いて買収防衛策の導入を決議した。こうした動きにSBIは反発を強めており、敵対的TOBに発展する公算が大きくなってきた。
SBIは新生銀行との事前協議なしに、9月10日にTOBを開始。期限は10月25日までで最大48%の株式取得を目指している。これに対し、新生銀行はTOB期間を1カ月延長することも求め、事前協議なく始まったTOBの意図や今後の成長戦略などをSBIに問う。