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聖武天皇造影の「恭仁京」宮跡で脇殿 京都・木津川市

京都府教育委員会によると、奈良時代に聖武天皇が造営した恭仁京(740?744年)の中心部・恭仁宮跡(所在地:京都府木津川市)で、大型建物跡を示す柱穴3基が新たに見つかった。
柱穴は、宴会などに使われたとされる正殿跡の南約30mの地点で出土した。南北方向に3基並び、柱の直径は40?50cm。この場所を西端として東方向に大型建物が建っていたと考えられる。倉庫や従者らの控室「脇殿」の可能性があるという。
恭仁京の建物跡は今回で「正殿」「後殿」に次いで3例目。府教育委員会では、短命だった都でも仮の都ではなく、中心部の施設は本格的に造営されていたことが分かるーーとしている。