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新緑の都大路で「京都・葵祭」華やかに平安絵巻

新緑の都大路で「京都・葵祭」華やかに平安絵巻

京都三大祭の一つ、「葵祭」が5月15日、行われた。雅な平安装束に身を包んだ、祭の主役・斎王代はじめ、およそ500人の行列が新緑の都大路を練り歩いた。沿道には警察発表でおよそ5万人の観光客らが見守り、ひととき華やかな”雅の世界”に浸っていた。
祭のスタートは上京区の京都御所で、下鴨神社を経由して、出発からおよそ5時間後に上賀茂神社に到着した。今年は斎王代を同志社大学2年、宮田紗代さん(19)が務めた。
葵祭はおよそ1400年前、欽明天皇が五穀豊穣を祈って馬を走らせたのが始まりとされている。

エジプト・地下墓地で初の民間人ミイラ17体見つかる

エジプト・地下墓地で初の民間人ミイラ17体見つかる

エジプト考古省によると、エジプト中部ミニア県の砂漠地帯で、地下墓地からミイラ17体が見つかった。これらのミイラは王家のものではないという。このほかに金板1枚、古代エジプトの民衆文字「デモティック」が書かれたパピルス2枚、石灰岩や粘土製の石棺が多数、動物や鳥のひつぎなども見つかっている。
ミイラの年代はまだ特定できていないが、考古省はアレクサンダー大王に征服される紀元前332年までのエジプト王朝末期の300年間に属するものとしている。
エジプト当局者らは同地で王家に属さない民間人のミイラが見つかったのは今回が初めてであり、発見は前代未聞だとしている。AFP時事が報じた。

九州の5山笠・山鉾が勢揃い特別巡行 ユネスコ登録記念

九州の5山笠・山鉾が勢揃い特別巡行 ユネスコ登録記念

山笠・山鉾が登場する九州の5つの祭りが初めて勢揃いするイベントが5月13日、福岡市で始まった。ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録されたことを記念したもので、夕方から福岡市役所の周辺道路で、伝統の山笠、山鉾などが特別巡行した。
今回「祭 WITH THE KYUSHU」と題し集結したのは、博多祇園山笠(福岡市)、戸畑祇園大山笠(北九州市)、唐津くんち(佐賀県唐津市)、日田祇園(大分県日田市)、八代妙見祭(熊本県八代市)の5つ。
イベントは14日も行われ、午後1時から巡行の予定。

飛鳥美人色鮮やかに 高松塚古墳壁画の修理画像公開

飛鳥美人色鮮やかに 高松塚古墳壁画の修理画像公開

文化庁は、奈良県明日香村の国特別史跡、高松塚古墳(7世紀末~8世紀初め)の国宝の極彩色壁画のうち「飛鳥美人」で知られる西壁女子群像の最新画像を公開した。
極彩色壁画はカビが発生したため、2007年に石室を解体し、修理が続けられている。その結果、カビなどで黒ずんでいた部分が、約10年の修理で取り除かれつつある。村内の修理施設を5月13~19日、一般公開する。無料。定員は各日400人。事前申し込みが必要。

名古屋城天守 江戸中期の姿に復元へ 市が方針

名古屋城天守 江戸中期の姿に復元へ 市が方針

名古屋市は5月10日、木造化する名古屋城天守を江戸時代中期にあった「宝暦の大修理」後の姿で復元する方針を決めた。江戸時代初期の創建時の姿に比べて資料が豊富で、史実に従った再現が可能と判断した。
名古屋城天守は1612年に完成し、1750年代に「宝暦の大修理」と呼ばれる大掛かりな修理が行われた。同市や施工の竹中工務店によると、創建時の屋根は最上層が銅板ぶき、残る層はすべて本瓦ぶきだったが、大修理で1層を除くすべての層が銅板ぶきになった。これによって天守の外観は一変した。そしてその姿は1945年の焼失まで変わらなかった。

薬師寺「食堂」再建工事ほぼ完了 5/26から落慶法要

薬師寺「食堂」再建工事ほぼ完了 5/26から落慶法要

奈良市の薬師寺で進められていた「食堂(じきどう)」と呼ばれる建物の再建工事が、このほどほぼ完了した。今回の食堂の完成でおよそ50年にわたって進められてきた薬師寺の伽藍の復興はほぼ完了することになり、同寺では5月26日から3日間、完成を祝う落慶法要が営まれる。
再建された食堂の高さはおおそ15㍍、東西40㍍。建物の中は間仕切りのない、大きな空間になっていて、中央には日本画家の田渕俊夫氏が描いた6㍍四方の「阿弥陀三尊浄土図」が本尊として据えられている。また、周囲の壁には仏教伝来と薬師寺の歴史を描いた壁画が描かれている。
薬師寺の食堂は、かつて僧侶が食事を摂ったり仏教儀礼を行ったりするのに使われていたが、中世の戦火で焼失していた。