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天皇に即位日を閣議決定 2019年4/30 準備本格化

天皇退位日を閣議決定 2019年4/30 準備本格化

政府は12月8日の閣議で、天皇陛下が退位される日を2019年4月30日と定めた政令を決定した。退位に伴い、翌5月1日に皇太子さまが新天皇に即位する。
政府は今後、退位や即位の儀式のあり方に関する検討を本格化させる。新元号は2018年中に公表される。即位と同じ日に改元も行われ、これにより平成は31年で幕を下ろす。
天皇退位は1817年の光格天皇以来、約200年ぶりで、現行憲法下では初めて。

武市半平太の田畑売却示す直筆証文発見 肖像画も

武市半平太の田畑売却示す直筆証文発見 肖像画も

尊王攘夷を唱え、坂本龍馬とともに「土佐勤王党」を主導した幕末の志士、武市半平太が地元の豪農に田畑を売ったことを示す直筆の証文が見つかった。専門家らは後の土佐勤王党の一員となる志士らが通った剣術道場の運営資金に充てられたとみている。
武市半平太にゆかりの深い地元の豪農の子孫が所有する高知市の蔵を調べた結果、分かったという。この証文は嘉永5(1852)年、当時24歳だった半平太が田畑や山林を売ったことを示すもの。高知県の佐川町立青山文庫の松岡司名誉館長が鑑定した結果、直筆で署名と黒い印章も本人のものと確認された。
このほか、本人が使ったとみられる刃渡り55㌢の脇差しや、明治以降に描かれた珍しい立ち姿の肖像画(縦115㌢・横40㌢)なども見つかった。
半平太は、幕末の激化した土佐藩内の主導権争いを巡って切腹を命じられ、明治維新を目前にした慶応元(1865)年、志半ばで37歳の生涯を閉じた。

大政奉還150年 政権返上の舞台・二条城で桜の記念植樹

大政奉還150年 政権返上の舞台・二条城で桜の記念植樹

世界遺産の二条城(京都市中京区)で12月4日、大政奉還から今年で150年になるのを記念して、桜の植樹式が行われた。
二条城は150年前の1867年、江戸幕府の最後の将軍、徳川慶喜が重臣らに政権返上の意思を伝え、大政奉還という歴史の大変革の舞台となった。4日は敷地内の庭園「清流園」で、2本の桜・ソメイヨシノの植樹式が行われた。関係者らは、二条城を観光に訪れた人たちが、この桜を見て150年前が日本の近代化の第一歩、大政奉還の年であることに想いを馳せてもらえたら、と話していた。

応仁の乱550年 発端の地、京都・御霊神社に石碑

応仁の乱550年 発端の地、京都・御霊神社に石碑

室町時代、京都の街を焦土と化した応仁の乱から今年で550年になるのを機に、歴史の新たな名所づくりにと、戦いが勃発したとされる京都市上京区の御霊神社に市民団体が石碑を設置し12月2日、除幕式が行われた。
石碑は高さおよそ1.3㍍、幅およそ90㌢で、除幕式にはおよそ80人が集まった。
応仁の乱は室町9代将軍の座をめぐり勃発、550年前の1467年に始まり、11年に及んだ戦乱。有力大名たちが東西に分かれて陣を構えたことから、今も西軍が陣を敷いた「西陣」という地名が残り、御霊神社には東軍の陣があったことから「東陣」と呼ばれている。

長崎・出島に130年ぶり「出島表門橋」開通

長崎・出島に130年ぶり「出島表門橋」開通

江戸、鎖国時代、海外への唯一の窓口だった出島にこのほど、約130年ぶりとなる架け橋が完成した。この出島表門橋は長さ38.5㍍、幅4.4㍍で鉄製のシンプルなデザインだ。夜間にはライトアップされる。
これは、長崎市が進めてきた出島復元整備事業に続き、平成29年度の出島表門橋架橋プロジェクトとして推進していたもの。これにより、江戸町側から、当時と同じように海を渡って出島に足を踏み入れることができ、海に浮かんでいた19世紀初頭の出島を実感できる姿となった。

天皇陛下退位日2019年4/30 5/1新天皇即位、新元号施行

天皇陛下退位日2019年4/30 5/1新天皇即位、新元号施行

政府は特例法に基づき12月1日、宮内庁で三権の長や皇族らでつくる「皇室会議」を開き、天皇陛下の退位日ついて意見を聴いた。
その結果、退位の日程について意見集約がなされ、天皇陛下が2019年4月30日に退位され、皇太子さまが翌5月1日に即位され、新元号が施行されることが固まった。
退位の日程が年度末の3月末ではなく、4月末となったのは、2019年の春には4年に1度の統一地方選挙が予定されているほか、新年度予算案の国会審議も行われていることなどを考慮したもの。