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「はやぶさ2」の探査ロボ、小惑星「りゅうぐう」に着陸

「はやぶさ2」の探査ロボ、小惑星「りゅうぐう」に着陸

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月22日、探査機「はやぶさ2」から投下された探査ロボット2台が小惑星「りゅうぐう」に着陸したと発表した。ロボットはいずれも正常という。先代の「はやぶさ」は2005年に小惑星「イトカワ」への探査ロボット投入に失敗している。今回13年ぶりの再挑戦に成功した。
送られてきた画像では、りゅうぐうは予想外に岩石が多く、予定されているはやぶさ2の着陸は簡単ではないようだ。だが、はやぶさ2は10月下旬から3度の着陸で、生命の起源を解明する手掛かりとなる有機物などを含む岩石を採取する。そして2019年末にりゅうぐうを離れ、2020年末に地球へ持ち帰る予定だ。

龍馬花押の唯一の直筆原本を初披露 福井で特別展

龍馬花押の唯一の直筆原本を初披露 福井で特別展

福井県立歴史博物館(福井市)で9月22日から始まった特別展「幕末維新の激動と福井」で、坂本龍馬の花押(サイン)が記された書簡が国内初公開されている。特別展は11月4日まで。
この書簡は越前福井藩士村田氏寿宛てに、元治元(1864)年10月6日付で書かれたもの。訪ねた村田が不在だったため、同行していた薩摩藩の重役、岩下方平とともに近日中に関東へ向かう旨、伝える内容となっている。龍馬直筆の花押を原本で確認できるのはこの書簡だけという。
今回の特別展では初公開されるものが数多く集められている。西郷隆盛が村田に宛てた書簡が初公開されているほか、橋本左内の「啓発録」の原本も展示されている。

日本人の起源探る新プロジェクト始動 DNA解析・海外データと比較

日本人の起源探る新プロジェクト始動 DNA解析・海外データと比較

国立遺伝学研究所や国立歴史民俗博物館など複数の研究機関と大学がプロジェクトチームを結成し、日本人の起源を探ることになった。旧石器時代から現代までの人々の遺伝情報を解析することで、日本列島に暮らしてきた人々の起源を5年かけて調査・研究を進める。
チームは、旧石器時代や弥生時代など古代人の人骨からDNAを取り出して遺伝情報を解析し、日本各地に住む現代人500人と比較するほか、海外のデータとも比べる。これにより、およそ4万年前、日本列島に初めて渡ってきたとされる人々が、いつ・どのような過程を経て、今の日本人にできていったのか明らかにしたいとしている。

藤原宮跡「大極殿院」の北門跡を確認 奈文研

藤原宮跡「大極殿院」の北門跡を確認 奈文研

奈良文化財研究所の発掘調査によると、飛鳥時代の都、藤原宮跡(奈良県橿原市)で、天皇が儀式を行った「大極殿院」の北門の跡が確認された。9月15日午後1時半から現地説明会が開かれる。
大極殿院の北側に柱を立てた跡とみられる穴が23カ所、東西に並んで確認された。穴の中には柱の基礎となる、こぶし大の石が複数置かれていて、穴の位置などから大極殿を取り囲む屋根がついた廊下「回廊」の跡とみられている。中央付近には柱と柱の間隔が広くなっている場所があり、ここに天皇が大極殿で儀式を行う際に出入りしたとされる「北門」があったとみられるという。
藤原宮跡はおよそ1300年前の飛鳥時代、日本で初めて置かれた本格的な都の中心。その大極殿院は天皇が重要な儀式を執り行った大極殿を含む一角。

沈没「咸臨丸」は見つかるか?9/7から現地沖合で潜水調査

沈没「咸臨丸」は見つかるか?9/7から現地沖合で潜水調査

東京海洋大学の岩淵聡文教授らの研究チームが9月7~9日、北海道・木古内町(上磯郡木古内町)サラキ岬沖で沈んだ幕末のオランダ製軍艦「咸臨丸(かんりんまる)」の船体を探すため、現地で潜水調査を実施する。
同調査にはオランダ文化庁から委託を受けたレオン・デルクセン調査官が参加する。地元ダイバーの案内で水中考古学の専門ダイバー2人が潜水。船体を見つけ、その場で咸臨丸と判断できない場合はサンプルを採集し、年代の測定や樹種などの分析を行う。

ブラジルのアマゾンで未確認の部族の姿をドローンで撮影

ブラジルのアマゾンで未確認の部族の姿をドローンで撮影

ブラジルの政府機関「国立インディオ基金」によると、アマゾン奥地のブラジルとペルーとの国境付近で、これまで確認されていなかった先住民の部族の姿をドローンを使って撮影することに成功した。
映像では森の中を弓矢のようなものを持って歩く複数の人の姿が捉えられている。AP通信によると、確認された人は合わせて16人に上るという。
国立インディオ基金によると、ブラジルでは文明から孤立した部族が100余り確認されていて、過去には外部との接触が伝染病の流行を招いたこともあることから、直接的な接触をせずに調査を行っているという。