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「日本海溝」沿いで今後30年以内にM7級大地震90%以上

「日本海溝」沿いで今後30年以内にM7級大地震90%以上

政府の地震調査委員会は2月26日、東北から関東にかけての太平洋側の「日本海溝」沿いで、今後30年以内に発生する地震の確率について、マグニチュード7.0~7.5の大地震が発生する確率は最大で90%程度以上あるとの評価を公表した。ただ、2011年にマグニチュード9を記録した東日本大震災クラスの巨大地震が発生する確率は「ほぼゼロ」とした。
発生する地震の確率を地域別にみると、青森県東方沖および岩手県沖北部で90%以上、宮城県沖で90%程度、茨城県沖で80%程度、福島県沖で50%程度などとなっている。
東北から関東の沖合には陸側のプレートの下に、海側のプレートが沈み込んでいる「日本海溝」があり、この周辺では2011年に発生した東日本大震災のように繰り返し地震が発生している。

菅原道真しのび京都・北野天満宮で「梅花祭」

菅原道真しのび京都・北野天満宮で「梅花祭」

京都市上京区の北野天満宮で2月25日、梅の花を好んだとされる菅原道真(845~903年、従二位・右大臣)をしのんで「梅花祭(ばいかさい)」が行われた。本殿では雅楽が大きく奏でられる中、神職が紅梅や白梅の枝を供えた。また、境内に設けられた茶席では野だてが行われ、色鮮やかで、華やかな着物に身を包んだ芸妓や舞妓がお茶を運んでもてなしていた。
藤原氏との対立・軋轢の果てに、九州・大宰府の地で非業の死を遂げた道真は、『東風(こち)吹かば匂いおこせよ梅の花 主(あるじ)なしとて春な忘れそ』の歌で知られる通り、とりわけ梅の花を愛したとされる。同天満宮には”学問の神様”道真が祀られており、毎年命日にあたる2月25日に梅花祭が行われている。
境内では50種類、およそ1500本の梅の花が”見ごろ”を迎えていて、訪れた人たちは咲き誇る梅の花を写真に収めたり、香りを楽しんでいた。同天満宮の梅の花は3月中頃まで楽しめるという。

北斎・歌麿・師宣などの作品160点余を展示

北斎・歌麿・師宣などの作品160点余を展示

米国の収集家が集めた葛飾北斎、喜多川歌麿、菱川師宣ら江戸時代の人気浮世絵師たちの作品160点余をを集めた展示会が、2月23日から大阪・難波の高島屋大阪支店で始まった。3月11日まで。
北斎は代表作「富嶽三十六景」のうち、ダイナミックなビッグウエーブと海外からも高い評価を受けている「神奈川沖浪裏」を含め13点が展示されている。師宣は初期の浮世絵、衝立のかげで若い男女が見つめ合う場面を描いた作品「衝立のかげ」が展示されている。

「はやぶさ2」小惑星「リュウグウ」着陸の快挙! JAXA

「はやぶさ2」小惑星「リュウグウ」着陸の快挙! JAXA

JAXA(宇宙航空研究開発機構)は2月22日午前7時29分、日本の探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」への着陸に成功したと発表した。
JAXAは今後、目的とする岩石の採取などに関わる詳しいデータの分析を行うことにしている。
「はやぶさ2」は生命の起源の解明を目指して、およそ3億km離れた「リュウグウ」に向け4年余り前に打ち上げられた。今回はやぶさ2は21日午後1時すぎに高度2万mから降下を開始。高度500m付近で自動制御に切り替わり、小惑星の大きな岩がない、わずか直径6mのごく狭い場所への着陸に挑み、これに成功した。
着陸では探査機の下の長さおよそ1mの岩石採取装置の先端を地表につけて弾丸を発射し、砕けて舞い上がった岩石を採取することになっていた。この点もクリア、弾丸も発射できたという。
はやぶさ2はこの後、小惑星の上空2万mまで戻り、あと1度か2度行われる予定の着陸に備えることになっていて、地球に帰還するのは2020年12月の予定。

中国河南省で出土のつぼは最古の白磁か

中国河南省で出土のつぼは最古の白磁か

東京国立博物館の研究チームは、中国河南省で2009年、3世紀の遺跡から出土したつぼが、この時代には存在しないとされてきた「白磁」の特徴を持っていることが分かり、これまでの発見例を300年以上遡る最古の白磁だと発表した。
見つかったつぼは高さ13.4cm、口径8.7cmの大きさで、2018年12月、東京国立博物館の研究チームが現地で詳しく調べたところ、表面に透明な釉薬がかけられているうえ、それが高温で焼き上げられてガラス質に変化しているなど、白磁の特徴を備えていることが確認された。
中国政府の研究機関は、このつぼが出土した遺跡は「三国志」に登場する古代中国の英雄、曹操の墓だとしている。

判読難の井伊直弼直筆の和歌集を現代文字で出版

判読難の井伊直弼直筆の和歌集を現代文字で出版

滋賀県彦根市の歴史好きの主婦たちがこのほど、文字の判読が難しいため、これまでほとんど全容が知られていなかった幕末の彦根藩主・井伊直弼直筆の和歌集を現代の文字に置き換えて読みやすくした本を出版した。
今回出版されたのは、井伊直弼が自ら詠み直筆で書き残した1030首余りの和歌集「やなぎのしづく」。国の重要文化財に指定されている「彦根藩井伊家文書」の一つだが、癖のある独特の字体で書かれているため読み解くことが難しく、その全容を知る人はこれまで研究者でもほとんどいなかった。
この難解な和歌集を解読しようと取り組んだのが同市の主婦の歴史愛好家たちで、およそ20年かけて作業を続け出版にこぎつけたという。
和歌集には恋愛や四季折々を詠んだものなどが収められている。このうち「めくますて あるべきものが道のへに 出たつ民のまことこころを」という歌は、藩主として初めて彦根に入った直弼が、領民の出迎えを受けて感激した心境を表現している。
井伊直弼といえば、「安政の大獄」で幕閣の大老として辣腕を振るい、吉田松陰や橋本佐内らの英才をはじめ数多くの人を死に追い込んだ怖いイメージ。しかし、これとは一線を画す、一人の文化人、そして領民を思いやる藩主・直弼の姿が垣間見られる歌集といえそうだ。