関西電力(本社:大阪市北区)と、次世代電気推進船の企画・開発・普及を担うe5ラボ(本社:東京都千代田区)は10月30日、関西ベイエリアにおける電気推進船「水上アーバンモビリティ」の開発・普及促進に関する共同検討向けた業務提携について同日、合意したと発表した。
関西電力は電気推進船に搭載する大容量蓄電池向けの「双方向ワイヤレス充放電システム」を開発する。船舶に実装できれば全国で初めての取り組みとなる。
清水建設 能登ヒバと鉄骨を一体化した耐火木鋼梁を開発
清水建設(本社:東京都中央区)は10月28日、集成材と鉄骨を一体(ハイブリッド)化した耐火木鋼梁「シミズ ハイウッド ビーム」を開発、能登ヒバを集成材に用いた耐火木鋼梁について、1時間の耐火性能を認定する国土交通大臣認定を取得したと発表した。これによって、スパン25m超の木質大空間が可能となる。
耐火木鋼梁とは、鉄骨梁を覆う集成材が耐火被覆の役割を果たす木質構造部材。集成材は火災時には炭化して断熱層を形成し、鉄骨梁の温度上昇を抑えることで耐火性能を維持する。
TDK シンガポールに子会社設立 アジア市場で業容拡大へ
磁性素材技術をベースに電子部品事業を展開するTDK(本社:東京都中央区)は10月30日、シンガポールに子会社を設立すると発表した。新会社「Amperex Technology(Singapore)Pte.Ltd.」(所在地:シンガポール・ユ-ノス)の資本金は2億米ドルで、同社が全額出資する。2021年1月設立予定。アジア地区のATLグループの投融資ならびに地域金融・資材調達等を手掛け、アジア市場で業容拡大を図る。
トヨタ・KDDIが業務資本提携 トヨタが522億円出資
トヨタ自動車とKDDIは10月30日、新たな業務資本提携に合意したと発表した。KDDIはトヨタを引受先とし、総額522億円の第三者割当による自己株式処分を実施する。これにより、トヨタによるKDDIの持株比率は12.95%から13.74%に上がる。
今回の合意により、通信技術とコネクテッドカー技術の研究開発を推進するとともに、人々の生活を豊かにするサービスの開発や、ビッグデータの活用による社会課題の解決に取り組む。具体的には4Gから5G、さらには6Gなど通信規格の進化を受けて、街や住宅、人、クルマなどそれぞれの最適な通信を実現する通信プラットフォームの研究開発を共同で行う。
メディカルネット タイ・バンコクの歯科医院を買収
歯科医院の経営支援などを手掛けるメディカルネット(本社:東京都渋谷区)はこのほど、タイ・バンコクの歯科医院を運営するPacific Dental Care Co.,Ltd.(以下、PDC社)の発効済み株式の全株式を、同じくタイ・バンコクで歯科医院を運営する連結子会社、Medical Net Thailand Co.,Ltd.(以下、MNT社)を通じて取得すると発表した。これにより、歯科医院運営事業以外の新規歯科事業を推し進め、MNT社の事業拡大を図る。
異業種から陸上養殖へ参入 関電がJR西日本に続き21年から
水産資源の安定供給につなげようと、3年前からのJR西日本に続き、異業種の関西電力が陸上養殖に参入する。JR西日本が陸上養殖を始めたのはサバだったが、関西電力が手掛けるのはバナメイエビ。
10月にエビの養殖業者と連携して新会社を立ち上げた。2021年1月から静岡県磐田市に養殖用プラントを建設し、2022年から国内向けに生産を開始する予定。年間生産量80トン、売り上げ数億円を想定しているという。
事業化のきっかけは、大阪湾の水質改善を図ろうと、ドロを分解する細菌を研究していたところ、バナメイエビに与えると成長を促す効果が確認できたこと。関西電力では順次、養殖の拠点を増やしたり、ノウハウを活用した他社への支援を行い、会社を育てていきたいとしている。
JR西日本はサバから始め、現在カキやフグなど6種類の水産物を手掛けている。今後も生産量や種類を増やしていく予定としている。

