昭和電工 中国四川省で合弁会社 電子材料用高純度ガス事業強化

昭和電工(本社:東京都港区)は11月6日、電子材料用高純度ガス事業強化のため、中国の成都科美特特種気体有限公司と合成で「成都科美特昭和電子材料有限公司」を四川省に成都市に設立、2021年1月、営業を開始すると発表した。新会社は主に半導体の製造工程で使われる高純度FC-14(テトラフルオロメタン、以下、CF4)の最終製造工程を担う。新会社の資本金は400万人民元で、出資比率は昭和電工40%、成都科美特特種気体60%。
これにより同社のCF4事業は、稼働中の川崎事業所(所在地:神奈川県川崎市)に、今回の新会社を加えた2拠点体制となる。

NEC ローカル5G活用の実証施設・モビリティテストセンター開設

日本電気(本社:東京都港区、以下、NEC)は11月6日、新しい道路交通インフラ社会の実現に向けて、ローカル5Gや映像分析などの先進技術を活用し、インフラ協調型のモビリティサービスや自動運転支援の検証・評価や、パートナー企業との共創の場として実証施設「NECモビリティテストセンター」を同日、御殿場市に開設したと発表した。ここで得られるデータの活用を通して、人・インフラ・モビリティが支えあう安全・安心で、人にやさしい街づくりに貢献する。

化粧品・日用品卸のあらた ベトナム・ホーチミン市に新会社

化粧品・日用品等の卸売業を手掛けるあらた(本社:東京都江東区)は11月5日、ベトナム・ホーチミン市に新会社を設立すると発表した。新会社「ARATA VIETNAM COMPANY LIMITED」の資本金は150億6,500万ベトナムドン(約7,000万円)で、あらたが全額出資する。同地で卸売業を展開する。ASEAN地域ではタイに続き2カ国目の展開となる。

JCU 中国で初の新工場とテクニカルセンター21年1月本格稼働

表面処理薬品メーカー、JCU(本社:東京都台東区)は11月4日、中国湖北省仙桃市で11億8,000万元を投じ建設した表面処理薬品工場とテクニカルセンターを2021年1月に本格稼働すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大により、当初予定の約9カ月遅れの本格稼働となる。
JCUとしては中国で初の自社工場で、現地自社工場は韓国、タイ、ベトナム、メキシコに次いで5カ国目となる。
なお竣工式はコロナ感染の先行きが不透明なうえ、世界的な人の往来が制限されているため未定。

ミューチュアル タイの子会社の解散・清算手続き開始 コロナ禍で

自動包装機械の製作・販売を手掛けるミューチュアル(本社:大阪市北区)は11月5日、タイの子会社「Mutual(Thailand)Co.,Ltd.」(所在地:タイ・サムットプラカーン県)の解散および清算手続きを開始すると発表した。
同子会社は全額出資により2009年9月に設立。包装関連設備の製造販売を手掛けている。だが、計画通りの業容拡大を果たせなかったことに加え、今年に入ってからの新型コロナウイルスによる経済活動の停滞や政情不安が増大、正常な営業活動を継続することが困難となったため、いったん現地法人を解散および清算することとした。

ワタミの焼肉事業「かみむら牧場」台湾・台北市に海外1号店

ワタミ(本社:東京都大田区)は11月5日、グループ企業で、台湾で外食事業を展開している台湾和民餐飲股份有限公司が11月11日、台湾・台北市で焼肉食べ放題「かみむら牧場」微風広場店をオープンすると発表した。
日本で2店舗(東京・大阪)を展開する焼肉業態「かみむら牧場」の海外1号店となる台湾への出店を皮切りに、さらなる海外展開を推進する。
ワタミが、国内有数の和牛生産者、カミチクホールディングス(所在地:鹿児島市)と共同出資して合弁会社「ワタミカミチク」を設立。「かみむら牧場」を運営、フランチャイズ展開している。