「無印良品」ベトナムに旗艦1号店オープン 東南アで最大規模

「無印良品」を展開する良品計画(本社:東京都豊島区)のベトナム現地法人MUJIベトナムは11月27日、ホーチミン市1区に無印良品の旗艦店のベトナム1号店をオープンした。同店舗「ムジ・パークソン・レタントン」は東南アジアでは最大規模。店舗面積は2,000㎡余で、2フロアに分かれている。衣料品や家庭品、家具、化粧品、食料品など5000点余りの商品を取り扱う。店内にはカフェも併設している。

東京ガス インドネシアのガス配給事業SE社へ33.4%出資

東京ガス(本社:東京都港区)は11月26日、100%出資子会社の東京ガスアジア社が11月25日に、インドネシアのスーパー・キャピタル・インドネシア社の子会社で、ガス配給事業会社、スーパー・エナジー社(以下、SE社)の株式33.4%を取得したと発表した。また、同事業を行うSE社傘下のエナジー・ミナ・アバディ社の株式18%を取得した。東京ガスグループの海外におけるガス配給事業会社への出資は5例目となる。
SEグループは、ジャワ島中心に事業を運営しているガス配給事業会社で、従来利用できていなかった石油随伴ガスや小規模ガス田由来ガス等の天然ガスを精製・圧縮し、高圧シリンダーに充填して産業用顧客に供給している。

明治屋 シンガポール旗艦店をミレニアウォークにグランドオープン 

明治屋(本社:東京都中央区)は、関連会社のシンガポール現地法人、明治屋シンガポール有限公司が11月28日に同国における旗艦店「明治屋シンガポールストアー・ミレニアウォーク店」をグランドオープンした。
明治屋は2003年にシンガポールでのスーパーマーケット事業を始めて17年。今回「ミレニアウォークショッピングモール」の中に新たなコンセプトで店舗をオープン、「グレートワールドシティ店」との2店舗体制で運営していく。
ミレニアウォーク店は、今までと同じく明治屋が日本から直輸入した商品を中心に日本の本場の食品にこだわった品揃えをする。また、新たなコンセプトとして日本の青果、精肉、鮮魚、すし、デリカテッセン、日本独自のコンセプトのベーカリー、日本酒を中心とした専門店を併設する。シンガポールでの日本の高級スーパーとしては、初めてフードコートを併設した二層の店舗となる。

阪急交通社 抗ウイルス・抗菌効果のある快適空間づくりの新規事業

阪急交通社(本社:大阪市北区)は11月27日、バス会社やホテル、レストランなどを対象に、光触媒コーティングによる抗ウイルス・抗菌効果のある快適空間づくりの新規事業を開始すると発表した。
これは光触媒をコーティングし、溶剤に含まれる酸化チタンナノ粒子と光が反応し、ウイルスや菌を長期間にわたり酸化分解し、無力化する抗ウイルス・抗菌対策事業。
今回最初の事業として、同社が所有する2台の豪華バスに光触媒コーティングの施工を11月19日と23日に実施。新型コロナウイルスの感染リスクを下げ、顧客に安心のバス旅を提供した。

島津製作所 クリニック向け全自動PCR検査装置発売

島津製作所(本社:京都市中京区)は11月27日、クリニック向けにPCR検査を全自動で行う「遺伝子解析装置AutoAmp」を同日より発売すると発表した。
生体試料の入った検体容器、分注チップ、試薬容器、反応容器をセットするだけでPCR検査ができる、「一般医療機器」(クラスⅠ)に該当する製品。同社が販売している体外診断用医薬品「Ampdirect(TM)2019-nCoV検出キット」を試薬として使用することで新型コロナウイルスの検出が可能という。

自動車8社の10月世界生産241万台余で2カ月連続前年超え

自動車メーカー8社がまとめた10月の世界生産は、前年同月比2.7%増の241万1,683台となり、2カ月連続で前年を上回った。今年前半は新型コロナ禍で工場の稼働率が低下していたが、日本、中国での生産が回復傾向にある。10月の国内生産は8.6%増の80万5,153台。海外生産は0.1%減の160万6,530台だった。
ただ、全体としての回復傾向が鮮明になる中、メーカー間では濃淡がみられる。トヨタ、ホンダ、スズキ、マツダの4社は国内生産、海外生産ともに前年を上回ったが、日産自動車、三菱自動車はともに前年を割り込んだ。