総合人材情報サービスのアイデム(本社:東京都新宿区)は11月9日、ベトナム・ハノイ商工局より駐在員事務所設置の許可を取得し、11月4日付で開設したと発表した。
同社は2018年8月よりベトナムの理工系大学トップクラスのハノイ工科大学で、日本企業で就業するために必要なスキルを持ち合わせた人材を育成するための教育プログラム講座を開設。日本語教育に加え日本文化やビジネスマナーの理解促進を図り、日本企業で活躍できる人材の育成に取り組んでいる。今回の駐在員事務所開設を機に、さらに就業希望側、受け入れる日系企業側双方とのサポートおよび関係強化に努めていく。
JFEエンジ ベトナムBIWASE社へ出資 水ビジネスへ本格参入
JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は11月6日、ベトナムのBinh Duong Water Environment Joint Stock company(本社:ベトナム・ビンズオン省、以下BIWASE社)と業務提携の基本合意書を締結し、BIWASE社の増資を引き受け、株式の3.87%を取得したと発表した。これによりJFEエンジニアリングは、ベトナムの水ビジネスに本格参入する。
今回の提携により、BIWASE社が保有・運営する8カ所の浄水場および廃棄物処理場の拡張はもとより、今後進む下水処理場や廃棄物リサイクル処理場の開発およびO&M (オペレーション&メンテナンス)事業での協業を進めていく。
化粧品・日用品卸のあらた ベトナム・ホーチミン市に新会社
化粧品・日用品等の卸売業を手掛けるあらた(本社:東京都江東区)は11月5日、ベトナム・ホーチミン市に新会社を設立すると発表した。新会社「ARATA VIETNAM COMPANY LIMITED」の資本金は150億6,500万ベトナムドン(約7,000万円)で、あらたが全額出資する。同地で卸売業を展開する。ASEAN地域ではタイに続き2カ国目の展開となる。
王子HD ベトナム・ドンナイ省で段ボール新工場 6カ所目拠点
王子ホールディングス(本社:東京都中央区)は11月5日、ベトナム南部のドンナイ省ロックアンビンソン工業団地内に、約60億円を投じ新たに段ボール工場を建設すると発表した。新工場の敷地面積は約8万㎡、段ボール生産能力は月間約1,000万㎡。2022年5月稼働の予定。
同社はベトナムで5カ所(北部地区3カ所、南部地区2カ所)で段ボール工場を保有しており、6カ所目となる。また、東南アジア・インド・オセアニア地域で34カ所目の段ボール製造拠点となる。
野村不動産 ベトナム・ハノイ「Ecoparkプロジェクト」へ参画
野村不動産(本社:東京都新宿区)は11月5日、ベトナム・ハノイエリア(所在地:フンエン省)で、現地デベロッパー、Ecopark社が推進する大規模開発事業「Ecoparkプロジェクト」内の分譲住宅事業に参画することで合意したと発表した。
同プロジェクトは、全体敷地500haのベトナム国内最大規模のタウンシップ開発(2030年全街区完成予定)であり、住宅・オフィス・商業施設・学校・公園などの都市機能を備え、約100ha超の緑や水辺といった豊富な自然を兼ね備えたプロジェクト。
同社が手掛ける分譲住宅事業の敷地面積は約4万㎡、延床面積は約30万㎡で、総戸数3,000戸。竣工・引渡は2024~2025年の予定。同社はこれまでベトナム・ホーチミンエリアで住宅分譲事業とオフィス開発事業を手掛けているが、ハノイエリアでの事業参画は今回が初。
商船三井 ベトナム・ハイフォンに危険物取扱倉庫を開業
商船三井(本社:東京都港区)は11月4日、現地資本との共同出資会社MVG Dinh Vu Co.Ltd.(商船三井67.5%出資、以下、MVG)を通じて、10月に化学品などの危険物を取り扱うための現地消防基準法を順守した倉庫を開業し、10月30日に開業式を執り行ったと発表した。
同倉庫はハイフォン港に隣接するディンブー工業団地・石油化学エリア内に立地。延床面積5万4,000㎡の高床式。危険物を保管できる倉庫としてはベトナム最大級の広さを誇る。