トヨタ自動車は5月18日、世界的な半導体不足で国内2工場の稼働を6月に3~8日間停止すると発表した。これに伴い2万台程度の影響が出る見込み。半導体不足でトヨタ自動車の国内工場が生産調整するのは初めて。
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関西エアポート 大規模改修工事で530億円の融資枠設定
関西空港を運営する関西エアポートは、新型コロナ収束後を見据え5月末からターミナルビルの大規模改修工事を開始する計画だ。このため3つの取引銀行や国と金融機関が出資する官民ファンド「民間資金等活用事業推進機構」との間で、今年度から5年間で530億円の融資枠を設定した。
関西空港では海外からの旅客4,000万人にまで受け入れ可能にするため、防災対策費を含め1,000億円をかけたターミナルビルを5月28日から大規模改修工事を開始する。今回資金調達にめどをつけた形で、4年後に迫った大阪・関西万博の開幕前に大半の工事を完了させたいとしている。
島津製作所 下水によるコロナ検査の受託分析サービス開始
島津製作所(本社:京都市中京区)は5月13日、受託分析子会社、島津テクノリサーチが下水を使った新型コロナウイルスのPCR検査サービスを本格的に始めたと発表した。下水検査費用は1回7万円(税別)。交通費など諸費用が別途必要になる。
高齢者施設や学校など施設単位で実施し、個人への検査と併用することで効率的に感染者を把握できる。感染者の排せつ物には発症前からウイルスが含まれ、排水を調べることで感染流行の兆しがつかめる。
横浜ゴム 中国で油圧用高圧ホースの生産能力を3倍に増強
横浜ゴム(本社:東京都港区)は5月14日、中国の油圧用高圧ホースの生産販売会社、杭州横浜ゴム製品有限公司(所在地:浙江省杭州市)の生産能力を増強すると発表した。
投資額は7,600万人民元(約13億円)。主に建設機械に使用されるワイヤースパイラルホースの生産ラインを段階的に増設し、2022年9月までに現在の生産能力のおよそ3倍に増強する。
出版3社 丸紅と出版流通改革実現へ新会社設立の協議開始
丸紅は5月14日、日本の出版流通をDXの活用によりサステナブルなものに改革することを目指し、講談社、集英社、小学館の出版3社と2021年内の新会社設立に向けて協議を開始すると発表した。
新会社はAI(人工知能)を活用して流通情報の流れを網羅し、出版流通全体の最適化を図る。また、ICタグに埋め込まれた情報を使って在庫や販売条件の管理、棚卸しの効率化などができるシステム構築も目指す。
JR西日本の一時帰休5カ月間に 6月も1日1,100人を継続実施
JR西日本(本社:大阪市北区)は5月14日、6月も病院を除く全箇所の社員等を対象として、1日あたり約1,100人規模の一時帰休を実施すると発表した。期間は6月1日から30日まで。同社では6月からは、このほかにもおよそ200人の社員を飲食店やホテルなどのグループ外の企業に出向させる。
新型コロナウイルス感染症の影響により、鉄道利用者が減少していることから、社員の雇用維持、感染防止の観点から継続維持するとしている。この結果、同社の一時帰休は5カ月間に及ぶことになる。