オリンパス インドの内視鏡AI診断システム普及へ調査研究に参画

オリンパス(本社:東京都新宿区)は10月20日、内視鏡医が不足するインドでの内視鏡診断の普及のため、総務省プロジェクト「インドにおける超拡大内視鏡によるAI診断支援システムの国際展開に向けた調査研究」に、事業推進者として参画したと発表した。
インドの大手医療機関、AIG(所在地:インド・ハイデラバード)にサイバネットシステムの協力のもと、内視鏡AI診断支援システムを設置し、昭和大学横浜市北部病院の医師が講師として、AIGの医師に大腸菌内視鏡による病変の検出から鑑別診断までのトレーニングを実施し、指導医を育成する。

三井不動産 台湾で国泰建設と2件で計1,200戸の分譲住宅事業

三井不動産(本社:東京都中央区)、三井不動産レジデンシャル(本社:東京都中央区)は10月20日、台湾の国泰建設股份有限公司(所在地:台北市、以下、国泰建設)と共同で2プロジェクト合わせ1,208戸の分譲住宅開発事業契約を締結したと発表した。
開発する分譲事業は「(仮称)中和板南路プロジェクト」(所在地:新北市、944戸)および「(仮称)台南永華路プロジェクト」(所在地:台南市、264戸)。三井不動産および三井不動産レジデンシャルが共同出資する現地法人 台湾三井不動産股份有限公司(所在地:台北市)を通じ、これらの事業に参画する。事業パートナーの国泰建設は、台湾でデベロッパーとして初めて上場した1964年創業の歴史を持つ企業。

二プロ タイ・バンコクに医療研修施設iMEP開設 スキル向上支援

二プロ(本社:大阪市北区)は10月20日、連結会社二プロセールスタイランドが10月5日、タイ・バンコクに医療研修施設iMEP(アイメップ、institute for MEdical Practice)(iMEP Thailand)を開設したと発表した。
iMEP Thailandでは、臨床現場を模した環境で、主に透析治療に関わるシミュレーション研修やスキル研修などの実践的かつ教育効果の高いアクティブ・ラーニングを取り入れたトレーニングを実施する。

アイリスオーヤマ タイ・バンコクにASEAN2拠点目の現地法人

アイリスオーヤマ(本社:宮城県仙台市)は10月20日、タイ・バンコクに、ベトナムに続くASEAN2拠点目となる現地法人「IRIS OHYAMA THAILAND CO.,LTD.」を設立し、11月1日より本格稼働を開始すると発表した。
東南アジアへの自社製品の販売と原材料・資材の調達機能を強化する。金型等の調達をタイ現地でも行うことにより、サプライチェーンの見直しと体制強化を図る。

村田製作所 140億円投じた中国江蘇省無錫市の第二工場開業

村田製作所(本社:京都府長岡京市)は10月19日、中国の生産子会社、無錫村田電子有限公司(所在地:江蘇省無錫市)が2018年11月より総額140億円(建物のみ)を投じ建設を進めていた新生産棟がこのほど完成し同日、関係者列席のもと第二工場の開業式典を執り行ったと発表した。同工場の完成により、積層セラミックコンデンサの需要増加に対応できる体制を構築する。
同新工場は、生産棟がRC造4階建、管理棟がRC造5階建、エネルギー棟がRC造3階建。延床面積は生産棟9万4,925㎡、管理棟1万5,708㎡、エネルギー棟1万6,975㎡。

東芝 量子暗号通信システム事業を開始 実用化をけん引

東芝は10月19日、国内外での量子暗号通信システムのプラットフォームの提供およびシステムインテグレーション事業を順次開始すると発表した。
国内事業では、東芝デジタルソリューションズが国立研究開発法人 情報通信研究機構より実運用環境下における複数拠点間の量子暗号通信実証事業を受注した。2020年度第4四半期に量子暗号通信システムを納入し、2021年4月に実証事業を開始する予定。量子暗号通信システムインテグレーション事業としては、これが日本で初めての案件となる。
海外事業では、英国政府研究開発機関で量子暗号通信を実用化する。BT Group plc.との共同実証試験を9月16日から開始している。