牛丼チェーンを展開する松屋フーズホールディングスは11月4日、2021年3月期連結業績について、14年ぶりに赤字になるとの予測を発表した。赤字額は過去最大の、純損益26億円(前期は26億円の黒字)。新型コロナウイルス感染拡大により、店舗内飲食を控える動きが定着したことで、店舗売り上げが大きく落ち込んだことが響いた。
大戸屋HD コロワイドの経営陣刷新提案を可決 旧経営陣解任
国内外で定食チェーンを展開する大戸屋ホールディングス(HD)は11月4日、臨時株主総会を開き、筆頭大株主の外食大手コロワイドが求めた経営陣の刷新提案を可決した。これにより窪田健一社長ら取締役10人が解任された。この結果、大戸屋HDはコロワイド主導の新体制のもと、業績回復を目指すことになった。
日立システムズ ローカル5Gアセスメントサービス販売開始
日立システムズ(本社:東京都品川区)は11月4日、ローカル5Gワンストップソリューションのラインアップの一つとして、ローカル5Gの導入において、免許不要の電波を用いて事前に電波干渉の有無や電波強度測定を行い、適切な基地局配置や無線通信システムの設計、構築を支援する「ローカル5Gアセスメントサービス」を同日から販売開始すると発表した。
同サービスは、ローカル5GやWiFi6、sXGP方式(プライベートLTE)など、進化・多様化する次世代無線通信技術の動向を踏まえて提供するもの。
トヨタ 燃料電池車の生産能力10倍に増強 普及へ量産体制整備
トヨタ自動車は燃料電池車(FCV)の生産能力を現在の10倍となる年間3万台規模に増強する。12月にFCV「MIRAI(ミライ)」を全面刷新して発売することから、本格的な量産体制を整えて普及を図る考え。動力の中心となる燃料電池の生産能力を現行の10倍に増やすことで、バスなどの商用車を含めたFCVの量産体制を整える。読売新聞が報じた。
2代目ミライは、水素をフル充填した際の航続距離を初代ミライの3割増の850kmに伸ばし、乗車定員は4人から5人に増やすなど使い勝手を向上させている。
現行の初代ミライは2014年に世界初の量産FCVとして発売された。ただ、生産能力が年間3,000台に限られていたことや水素ステーションの未整備もあり、販売は伸びていない。2019年の国内のFCV乗用車の販売台数は計690台にとどまっている。
インテリアのサンゲツ タイ・バンコクで内装材事業の法人設立
内装材、インテリアの専門商社サンゲツ(本社:名古屋市西区)は10月30日、連結子会社Goodrich Global Holdings Pte.Ltd.(以下、Goodrich社)が、タイ・バンコクに現地法人「Sangetsu Goodrich(Thailand)Co.,Ltd.」を設立したと発表した。
新会社の資本金は1億1,000万タイバーツ(約3億7,400万円)で、Goodrich社が全額出資した。6月25日に設立し、11月2日営業開始の予定。タイ国内での内装材の販売および内装仕上げの設計・施工を手掛ける。
NECからシャープへの66%の株式譲渡完了 新生SNDSが始動
シャープは11月2日、NECディスプレイソリューションズ(以下、NDS)の66%の株式について11月1日付でNECからシャープへの譲渡が完了したと発表した。これを受けNDSの社名を「シャープNECディスプレイソリューションズ(以下、SNDS)」に変更し、新たな経営体制を発足した。
SNDS(所在地:東京都港区)の資本金は30億円で、株主構成はシャープ66%、日本電機(NEC)34%。SNDSはグローバル市場での映像表示装置および映像表示ソリューションの開発、製造、販売事業を展開する。