トヨタ 静岡県の実験都市21年2月着工 360人の居住者で開始

トヨタ自動車の豊田達男社長はこのほど、2020年末に閉鎖する東富士工場(所在地:静岡県裾野市)の跡地で建設を予定し、あらゆるモノやサービスがつながる実験都市(スマートシティ)「ウーブン・シティ」について、2021年2月23日に着工する意向を明らかにした。
ウーブン・シティの居住人数は、まず360人ぐらいで開始する見通し。高齢者や子育て世代といった社会課題を抱えた人たちと発明家が住むという。この実験都市・街では、居住者が自動運転や人工知能(AI)、ロボットなどの最先端技術を実際の生活の中に取り入れ、実証実験が行われる。初期段階ではトヨタの従業員やプロジェクト関係者など2,000人程度が実際に暮らすことが想定されている。

スズキ タイスズキが21年で船外機の累計生産100万台を達成

スズキは11月9日、タイの生産・販売会社タイスズキモーター社(本社:タイ・パトゥムタニ県タンヤブリ市、以下、タイスズキ)が、11月6日に船外機の累計生産100万台を達成したと発表した。
1968年にスズキ初の海外二輪生産工場として生産を開始したタイスズキは、1999年から船外機の生産も開始。以降、17機種の小型船外機を生産しており、タイ国内向けはもとより、日本を含む世界各国に輸出している。その結果、21年1カ月での100万台達成となった。

シャープ 低反射・防曇加工のフェースシールド発売

シャープ(本社:大阪府堺市)は11月9日、新型コロナウイルス感染の原因となる飛沫を防ぐため顔を覆うフェースシールド、アイシールド、マウスシールド4種類6モデルを順次発売すると発表した。液晶パネル開発で培った技術を応用し、光の反射を抑える特殊加工を施している。これにより呼気で曇りにくく、表情や手元が見えやすい仕様としている。企業の受付や接客業での需要を想定している。

JFEエンジ ベトナムBIWASE社へ出資 水ビジネスへ本格参入

JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は11月6日、ベトナムのBinh Duong Water Environment Joint Stock company(本社:ベトナム・ビンズオン省、以下BIWASE社)と業務提携の基本合意書を締結し、BIWASE社の増資を引き受け、株式の3.87%を取得したと発表した。これによりJFEエンジニアリングは、ベトナムの水ビジネスに本格参入する。
今回の提携により、BIWASE社が保有・運営する8カ所の浄水場および廃棄物処理場の拡張はもとより、今後進む下水処理場や廃棄物リサイクル処理場の開発およびO&M (オペレーション&メンテナンス)事業での協業を進めていく。

スシロー 21年春にもバンコクでタイ1号店 6カ国目

回転寿司チェーン、スシローのスシローグローバルホールディングス(本社:大阪府吹田市)は11月6日、タイ現地法人のSushiro GH(Thailand)Ltdが、2021年春にもバンコクで回転寿司チェーン「スシロー」のタイ1号店のオープンを目指しているとの進出計画を明らかにした。タイは日本、韓国、台湾、香港、シンガポールに次いで6カ国・地域目となる。また同日、 シンガポールの新店となる「Waterway Point店」がオープンすると発表した。
スシローグループの店舗数は2020年6月30日現在611店舗で、国・地域別で日本573店、韓国12店、台湾19店、香港4店、シンガポール3店となっている。