日産自動車、東北電力など6社が11月16日、分散型エネルギーリソースを活用したパワープラント構築に向けた経済産業省資源エネルギー庁補助事業「VPP構築実証事業」を共同で、同日から2021年3月31日まで実施すると発表した。参画するのは日産自動車、東北電力のほか三井物産、三菱地所、リコージャパン、エフィシエント。
様々な分散型エネルギーリソースを高度なエネルギーマネジメント技術により、遠隔・統合制御する技術の構築および電気自動車の蓄電池を活用し、蓄電池を電力系統に接続して充放電する技術の構築に取り組む。昨年度まで取り組んでいたV2G補助事業がVPPアグリゲーション事業に統合されたことから、これまでの取り組みを拡張して、電力需給調整バランス調整機能としての実現可能性を、さらに詳しく検証することを目的として取り組むもの。
鹿島 壁面吹付塗装ロボットを実工事に初適用 約3割の労務削減
鹿島(本社:東京都港区)は11月16日、竹延(本社:大阪市)と壁面吹付塗装ロボットを共同開発し、実工事に初適用したと発表した。同ロボットの適用により、熟練塗装工と同等の塗装品質を確保しながら、塗装作業全体に要する人工を、従来の人々による作業と比べて約3割削減したという。
IHI インドネシアで他社製発電ボイラの改修工事を受注
IHI(本社:東京都江東区)は11月16日、インドネシアの国営電力会社PLNの子会社インドネシアパワー社が運営するスマトラ島北部のパンカランスス石炭火力発電所2号機(20万KW)の他社製ボイラの主要部、過熱器の改修工事を受注したと発表した。工事は現地コギンド社とのコンソーシアム体制となる。完成予定は2021年3月。
他社製ボイラの主要部の改修工事の受注は、2020年2月のスララヤ石炭火力発電所8号機に続き連続受注となる。
トリドールHD シンガポールに「ボートヌードル」ショップ
トリドールホールディングス(本部:東京都渋谷区)は11月16日、傘下のグループ会社を通じて、東南アジアを中心に展開するヌードル業態「Boat Noodle(ボートヌードル)」を10月にシンガポールに新規出店したと発表した。これにより、ボートヌードルはマレーシア、シンガポール、ブルネイの東南アジア諸国で計40店の展開となる。
東南アジアを中心に人気のヌードルショップは、2016年2月にトリドールHDグループ入り。タイの水上マーケットで食べられていた小さなスープヌードルがルーツ。一杯100円未満からと手ごろ。イスラム教徒が安心して食事ができるようハラル対応している。
KKRと楽天 ウォルマートから西友株式を取得
楽天(本社:東京都世田谷区)、米国の投資ファンド、KKR&Co.Inc.(本社:米国ニューヨーク州ニューヨーク市、以下、KKR)はおよびウォルマート・インク(本社:米国アーカンソー州ベントンビル、以下、ウォルマート)は11月16日、ウォルマートが保有する合同会社西友(本社:東京都北区、以下、西友)について、KKRと楽天が分割保有することなったと発表した。この結果、西友の持株比率はKKR65%、楽天20%、ウォルマート15%となる。イノベーションを進め、顧客や取引先が恩恵を享受できるようDXを一段と加速させる。
双日と大和ハウス インドネシアで日本人家族向けアパート開発
双日と大和ハウス工業は11月16日、双日グループがインドネシアで開発・運営を行う総合都市、デルタマス・シティ内で、日本人家族向けサービスアパートメントの開発・運営を目的としてPT.SDI Properties Indonesiaを設立するとともに、同施設の開業時期が2021年8月に決まったと発表した。
両社は日本人駐在員とその家族の住環境の整備を目的として、日本人学校の隣接地に同施設の開発・運営行うことに合意。施工は大和ハウスの現地法人PT.Daiwa Tetra anunggal Konstruksiが行い、日本仕様でつくり込んだ居住空間を提供する。また、日系クリニック、日系進学塾、日系幼稚園などテナントの誘致を予定。

