東芝など6社がカーボンリサイクルのビジネスモデル検討を開始

東芝など6社は12月2日、東芝研究開発センターが開発した二酸化炭素(CO2)を一酸化炭素(CO)に電気分解する技術を用いたP2Cプロセスにより排ガスなどからのCO2を「持続可能なジェット燃料(SAF)に再利用する、カーボンリサイクルのビジネスモデル」検討を開始することで合意したと発表した。
参加するのは東芝エネルギーシステムズ、東芝、東洋エンジニアリング、出光興産、全日本空輸、日本CCS調査の6社。
今後各社が持つ知見・技術、プラント設備等を活かし、SAFを供給するサプライチェーンにおける課題抽出や、将来のビジネスモデルの検討を共同で実施する。産業設備の排出ガスなどから分離回収したCO2を原料として、再生可能エネルギーと水素を用いたSAFを製造しフライトまでの、供給サプライチェーンの上流から下流まで一気通貫した検討を行う。

三菱自 タイで「アウトランダーPHEV」初披露 ASEANで3カ国目 

三菱自動車工業(本社:東京都港区)は12月1日、タイ・バンコクで同日から開催される第37回タイランド・インターナショナル・モーター・エキスポ2020で、プラグインハイブリッドEV「アウトランダーPHEV」を同国初披露し、予約受付を開始したと発表した。ASEANでは2019年7月のインドネシア、2020年9月のフィリピンに続いて3カ国目の投入となる。
同社は2030年までに電動車比率50%達成を目指しており、アウトランダーPHEVはこのフラッグシップモデル。

大和ライフネクスト ジャカルタで不動産管理事業開始

大和ハウスグループの大和ライフネクスト(本社:東京都港区)は12月1日、インドネシア・ジャカルタで不動産総合サービスを手掛ける新会社「PT.DAIWA LIFENEXT INDONESIA(ダイワライフネクストインドネシア)」を設立し、現地での営業を開始したと発表した。新会社の資本金は300万米ドル(3億1,500万円)で、出資比率は大和ライフネクスト99%、大和ライフウィズ1%。
同新会社は2020年1月15日に設立後、新型コロナウイルス禍で駐在員の派遣を中断していた。10月1日より同国への入国制限が緩和されたため、今回本格的に営業活動を開始することになった。

牛角など一部の店舗で12/3から”ロボット”接客を先行導入

外食大手コロワイドグループのレインズインターナショナルは12月3日より、ソフトバンクロボティスク(本社:東京都港区)の配膳・運搬ロボット「Servi(サービィ)」を、USEN-NEXT GROUPのUESN(本社:東京都品川区)協力のもと、牛角・牛角ビュッフェ・しゃぶしゃぶ温野菜・居酒家 土間土間・かまどか・とんかつ神楽坂さくらの一部店舗で先行導入すると発表した。
新型コロナウイルスの感染拡大が再度広がる中、従業員との接触機会を減らし、少しでも顧客の不安を払拭、”声を発するロボットが接客する”新しい体験を届ける。従業員の集まりづらい昼や夕方の早い時間帯に稼働することで、営業効率の最大化を図る。今後200店舗の導入を検討している。

三菱ケミカル アジア・パシフィックのガバナンス強化へ子会社

三菱ケミカルホールディングス(本社:東京都千代田区)は12月1日、シンガポールに全額出資による子会社を設立したと発表した。アジア・パシフィック地域の、さらなるガバナンス強化を図るため。新会社は「Mitsubishi Chemical Holdings Asia Pacific Pte.Ltd.」。新会社の資本金は150万米ドル。2021年1月から事業開始する。

住友商事 運営するベトナム第二タンロン工業団地で太陽光発電

住友商事(本社:東京都千代田区)は12月1日、ベトナムで運営する第二タンロン工業団地(所在地:フンイエン省、以下、TLIPⅡ)で太陽光発電事業を開始し、入居先企業へ供給すると発表した。
同社は今回TLIPⅡで発電容量1メガワット規模の太陽光発電事業を開始したが、再生可能エネルギーで発電する、グリーン電力事業には継続的に取り組む方針で、将来的には他工業団地等への導入を図り、合計で数百メガワットの発電規模を目指すとしている。