歴史くらぶ イベントカレンダー 6月
戦役・事変
池田屋事件-「八月十八日の政変」で京を追われた長州藩が再起、巻き返しの機会をうかがっていた。その一環として1864年6月、京の旅籠・池田屋で決起を画策していた長州藩士・吉田稔麿ら尊皇攘夷派が新撰組に殺傷された事件。

本能寺の変-天正10年(1582年)6月2日、明智光秀が主君・織田信長を弑逆した事件。このとき、信長は備中高松城を包囲中の羽柴秀吉を救援しようと本能寺に宿泊していた。先発させた明智光秀が叛逆、丹波亀山城から引き返し信長を襲った。ただ、叛逆の本当の理由は何だったのか、真相は謎だ。本能寺は京都市中京区にある法華宗の本山。

姉川の戦い-織田信長・徳川家康連合軍と浅井長政・朝倉義景連合軍が元亀元年(1570年)6月28日、ここ姉川で激突。織田・徳川連合軍が勝利した。姉川は滋賀県東浅井郡にある川。伊吹山に発源し、琵琶湖に注いでいる。

大化改新-645年6月12日、中大兄皇子、中臣鎌足、蘇我倉山田石川麻呂らが、当時権勢を極め横暴な振る舞いが多かった大臣・蘇我入鹿を暗殺し、父蝦夷をも自害に追い込み、蘇我本宗家を滅ぼした事件(乙巳の変)。これを機に、皇極天皇から軽皇子(孝徳天皇)へ、わが国史上初の譲位が行われた。その直後から中大兄皇子は皇太子として、天皇をさしおいて最高権力者として君臨し、政治改革を断行した。

■戦国祭り 
(開催日の一部で固定していない、例年変わるケースがあります。お出かけの際は、念のため事前にご確認を!)
信長公忌・6/2(京都市中京区本能寺)-織田信長の命日に行われ、法要の後、扇舞など記念行事がある。また、この日は北区・総見院、上京区・阿弥陀寺でも信長の法要が営まれる。

桶狭間古戦場まつり・6/5~6/6(愛知県豊明市)-桶狭間の戦いから450年。今川義元公墓前祭、合戦再現、武者行列、戦人塚供養などが行われる。

蘭丸祭・第1日曜(岐阜県可児郡兼山町)-郷土の英雄、森蘭丸公の命日に近い時期に行われる慰霊祭。1582年(天正10年)、信長とともに蘭丸が本能寺で最期を遂げてから420余年。蘭丸の父、森可成が戦死した際に創建された森家の菩提寺、可成寺(かじょうじ)で執り行われる。

安土信長祭り・6/上旬(滋賀県・安土町)-織田信長を偲ぶ催しだが、豊臣秀吉や徳川家康、さらには寧々(北政所)、淀君ら含めた華やかな武者行列、そして大茶会などが行われる。

金沢百万石まつり・6/中旬(石川県金沢市)-加賀藩藩祖・前田利家公が1588年(天正11年)6/14、金沢に入城し、金沢の礎を築いた偉業を偲んで開催される。金沢入城を再現した豪華な百万石行列がメインの祭り。

御印祭・6/20(富山県高岡市)-加賀藩第二代藩主・前田利長が鋳物業を振興、開始した、その遺徳を偲んで開催される祭り。

■偉人・賢人の命日
・織田信長(天正10年6/2・1582年6/21)満47歳
・松平春嶽(明治23年6/2・1890年6/2)満61歳
・光明皇后(天平宝字4年6/7・760年7/27)満59歳
・緒方洪庵(文久3年6/10・1863年7/25)満52歳
・明智光秀(天正10年6/13・1582年7/2)満54歳?
・竹中半兵衛(天正7年6/13・1579年7/6)満34歳
・太宰 治(昭和23年6/13・1948年6/13)満38歳<桜桃忌>
・毛利元就(元亀2年6/14・1571年7/6)満74歳
・北条泰時(仁治3年6/15・1242年7/14)満59歳
・河村瑞賢(元禄12年6/16・1699年7/12)満80歳?
・阿部正弘(安政4年6/17・1857年8/6)満37歳
・荻野吟子(大正2年6/23・1913年6/23)満62歳
・新島八重(昭和7年6/24・1932年6/24)満86歳
・山田方谷(明治10年6/26・1877年6/26)満72歳