「梅原日本学」の梅原猛さん 京都でお別れの会

「梅原日本学」の梅原猛さん 京都でお別れの会

日本の歴史や文化、思想を独自の視点で研究した哲学者で、今年1月に93歳で亡くなった梅原猛さんのお別れの会が4月21日、京都市内のホテルで開かれた。柔和な表情の梅原さんの遺影が飾られた祭壇を前に、幅広い分野で親交のあった人およそ500人が黙とうをささげ、最期の別れを惜しんだ。
梅原さんは京都大学文学部を卒業。京都市立芸術大学や国際日本文化研究センターの初代所長などを務め、後に「梅原日本学」と呼ばれる、独自の日本の歴史・文化・思想のもと、幅広い分野で著作活動を展開した。

ロシアの永久凍土から4.2万年前の子馬の血液

ロシアの永久凍土から4.2万年前の子馬の血液

CNNによると、ロシアの研究グループはこのほど、極東シベリアのベルホヤンスク地域の永久凍土で、4万2000年前に死んだ子馬から液体の血液と尿が見つかったことを明らかにした。
体液は検視の過程で採取したもので、クローン作製に向け検査も行ったという。死んだときの子馬は生後2週間程度だったとみられると説明。泥にのみ込まれ、その泥が永久凍土の一部になった可能性が高いとしている。この馬は絶滅種。

「先住民族」と明記のアイヌ新法成立

「先住民族」と明記のアイヌ新法成立

法律上、初めてアイヌを「先住民族」と明記し、必要な支援策を盛り込んだアイヌ新法が4月19日、参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立した。
アイヌ民族の誇りを尊重し、産業・観光振興などに使える交付金を創設すると定めた。アイヌと地域住民の交流の場の整備やアイヌ文化に焦点を当てた観光プロモーションなども想定される。このほか、市町村計画に応じ、祭具づくりのため国有林の樹木採も特定で認めるとしている。公布後1カ月以内に施行される。

法隆寺の国宝・救世観音像 春の特別公開

法隆寺の国宝・救世観音像 春の特別公開

奈良県斑鳩町の法隆寺・夢殿に安置されている国宝・救世観音像(くせかんのんぞう)が4月11日から特別公開されている。
救世観音像は高さおよそ1.8mの飛鳥時代の木造の仏像で、聖徳太子を模して造られたとされ、神秘的な微笑みをたたえた細身の姿が特徴。毎年春と秋に特別に公開されている。今回は5月18日まで。
公開に先立って法要が営まれた。読経があげられる中、厨子(ずし)の扉が開けられると、訪れた人たちは像に見入り、静かに手を合わせていた。近在からはもとより、東京をはじめ遠方から訪れた人もみられた。

新種の人類か フィリピン・ルソン島の洞窟で化石見つかる

新種の人類か フィリピン・ルソン島の洞窟で化石見つかる

フランスの国立自然史博物館やフィリピン大学などの研究グループは、フィリピンルソン島のカラオ洞窟で小型の人類の化石が見つかり、調査・分析した結果、およそ5万年前に姿を消した新種の人類だとする内容の論文を4月10日、英国の科学雑誌「ネイチャー」に発表した。
同洞窟の石灰岩の地層から2007年以降、人類のものとみられる歯や足の指の骨、そして太ももの部分とみられる骨の化石が見つかっており、分析の結果、身長1mほどの人類のものであることが分かった。
足の指の骨は300万年ほど前にアフリカに生息していた初期の人類「アウストラロピテクス」と同じように曲がり、木登りしやすいようになっている一方で、歯の根の部分の形が現在の人類「ホモ・サピエンス」を含めた、これまでに知られているすべての人類と異なっているという。このため、同研究グループは「ホモ・ルゾネシス」(=ルソン島の人)と名付けた。

世界初 ブラックホールの輪郭撮影に成功

世界初 ブラックホールの輪郭撮影に成功

日本などの国際研究グループは4月10日、極めて強い重力で光も吸い込む天体、ブラックホールの輪郭を撮影することに世界で初めて成功したと発表、画像を公開した。撮影したのは、地球から5500万光年離れたおとめ座の「M87」と呼ばれる銀河の中心にあるブラックホール。
世界各地の電波望遠鏡をつないで、口径がおよそ1万kmという地球サイズの巨大な望遠鏡を構築したことによる成果で、ブラックホールの存在を直接示すものとして世界的に注目されている。日米欧などでつくる研究グループが世界6カ所で同時に会見し明らかにした。