カテゴリー別アーカイブ: 歴史くらぶ

世界遺産・白川郷の合掌造り集落でライトアップ始まる

世界遺産・白川郷合掌造り集落でライトアップ始まる

岐阜県白川村の世界遺産・白川郷の合掌造り集落で1月21日、日時限定のライトアップが始まった。今後のライトアップは1月28日、2月4日、2月12日の17時半~19時半。
一面雪世界の夜空に浮かび上がる合掌造りの家は、さながら絵本の一部を切り取ったように、幻想的な世界を目の当たりにしてくれる。
近年は訪日外国人旅行客を含め冬場も多くの観光客が訪れ人気スポットとなっている。事故防止や混雑緩和のため、今年から「荻町城跡展望台」の入場を1日900人に制限。村内の宿泊者を優先し、500円の有料整理券を配布する。貸し切りバスでの見学は完全予約制。

「百舌鳥・古市古墳群」世界遺産登録の推薦を閣議了解

「百舌鳥・古市古墳群」世界遺産登録の推薦を閣議了解

政府は1月19日、2019年のユネスコ(国連教育科学文化機関)世界文化遺産登録を目指す「百舌鳥・古市古墳群」(大阪府)の推薦を閣議了解した。正式な推薦書は2月1日までにユネスコ世界遺産センターへ提出するという。
推薦する構成資産は、世界最大級の前方後円墳・仁徳陵古墳(全長486㍍)などを含む45件49基の古墳。ユネスコの諮問機関イコモス(国際記念物遺跡会議)が2018年9月ごろに現地を調査し、2019年5月ごろに登録可否の勧告を出す見通し。正式には2019年夏に開かれる第43回世界遺産委員会で決まる。

西郷隆盛の新しい肖像画 枕崎市で見つかる 作者不明

西郷隆盛の新しい肖像画 枕崎市で見つかる 作者不明

西郷南洲顕彰館によると、西郷隆盛を描いた可能性がある新しい肖像画が鹿児島県枕崎市で見つかった。作者や制作時期は不明で、同館が1月から一般公開し、情報を求めている。
油絵で描かれ、サイズは縦54㌢、横45㌢、署名はなく、誰がいつ描いたのか、全く分かっていない。
西郷隆盛ゆかりの縁者らは、今回見つかった新しい肖像画について「祖先から聞いていた西郷さんの特徴が揃っている」と期待を寄せている。

長崎・壱岐市のカラカミ遺跡で弥生期の土器片出土

長崎・壱岐市のカラカミ遺跡で弥生期の土器片出土

長崎県壱岐市教育委員会はこのほど、同市のカラカミ遺跡で、弥生時代後期(2世紀ごろ)の「周」の文字の左半分が刻まれた土器片が出土したと発表した。
土器片は縦7.5㌢、横8.8㌢。鉢(口径23㌢、高さ7.7㌢)の一部とみられ、文字は縁部分に刻まれていた。土器は中国・遼東半島周辺でつくられたとみられ、交易を通じて一支国に入った可能性が高いという。
カラカミ遺跡は、中国の歴史書「魏志倭人伝」に記された「一支いき国」の交易拠点跡とされ、当時の九州北部で広範囲に文字が伝わっていた可能性も出てきた。

松前藩のアイヌ宛て最古の文書の原本 ロシアで発見

松前藩のアイヌ宛て最古の文書の原本 ロシアで発見

東京大学史料編纂所などの研究チームの調査によると、江戸時代後期の1778(安永7)年に、当時の松前藩から北海道東部のアイヌ民族の有力者に宛てた文書の原本が、ロシア国立サンクトペテルブルク図書館で見つかった。240年前の文書で、アイヌ民族とロシア人との接点や交易・交流を示すものとして注目される。
文書は松前藩の蝦夷地奉行から、根室半島”ノッカマップ”(現在の北海道根室市)を拠点としていたアイヌ民族の有力者、ションコに宛てたもの。交易に使われる施設の「運上小家」の火の用心に努めよ、和人の漂流船が漂着した際は、この文書を見せて介抱の上、送り届けよ-など4項目を「定(指示)」とし、背いた者は厳罰に処すと記されている。同チームは、鎖国の時代にアイヌの手から蝦夷地を訪れたロシア人に渡ったものとみている。
アイヌのションコは、1789年、幕府・松前藩治政下、過酷な労働環境などに不満を持ったアイヌ民族が武装蜂起し和人71人を殺害した「クナシリ・メナシの戦い」を、終息に導いた功労者の一人と言われている。

京都・下鴨神社で新春恒例の「蹴鞠初め」妙技に歓声

京都・下鴨神社で新春恒例の「蹴鞠初め」妙技に歓声

世界遺産・下鴨神社(京都市左京区)で1月4日、新春恒例の「蹴鞠初(けまりはじ)め」が行われた。烏帽子(えぼし)・袴(はかま)の平安貴族の色鮮やかな伝統衣装を身に着けた「蹴鞠(しゅうきく)保存会」のメンバーが8人1組で、「ヤア」「アリ」など独特の声を掛けながら鹿革製の鞠を地面に落とさないよう蹴り合う。
境内に15㍍四方の四隅に竹を立てた「まり場」で、それぞれの妙技を競う。サッカーなどと違うのは、勝敗はなく右足だけを使う点。相手が蹴りやすいように蹴るのが上手とされる。遠目には優雅な遊びとも映るが、傍で見るとメンバーの息遣い、そして取り損ねるのを防ごうと時折スライディングしそうなケースもあり、技術や体幹・体力も必要なことが分かる。参拝客からはメンバーの妙技に歓声が上がっていた。

道鏡建立の由義寺跡の赤茶けた瓦・壁土など公開

道鏡建立の由義寺跡の赤茶けた瓦・壁土など公開

大阪府立狭山池博物館で、奈良時代の女帝、称徳天皇の寵愛を受け、強大な権力を誇った弓削道鏡(ゆげのどうきょう)が建立した由義寺(ゆげでら)・塔跡(大阪府八尾市)出土の瓦約250点を展示する特別展「蓮華(れんげ)の花咲く風景-仏教伝来期の河内と大和」が開かれている。2018年1月28日(4日まで休館)まで。
後ろ盾だった称徳天皇を失ってから、京を追われた道鏡のゆかりの地の痕跡を消すかのように、この由義寺は焼き払われたとみられ、その際の熱を受けて赤茶けた瓦や壁土もあり、塔が火災で倒壊したときの生々しい様子が伝わってくる。
塔跡では一辺20㍍の基壇が見つかり、東大寺(奈良市)の七重塔に次ぐ高さ60~70㍍もある塔と推定され、当時の道鏡の権力の大きさを裏付けている。

佐賀で恒例の「カノン砲」で祝う新年 明治維新150年

佐賀で恒例の「カノン砲」で祝う新年 明治維新150年

明治維新150年を迎えた2018年。幕末の西南雄藩、薩長土肥の一角、佐賀藩ゆかりの「カノン砲」を放って新年を祝う神事が1月1日午前〇時ごろ、佐賀市の佐嘉神社で行われた。同神社周辺・一帯には、時ならぬ大きな”砲声”が響き渡り、集まった観客からはその迫力に歓声が上がっていた。
カノン砲は肥前・佐賀藩が幕末につくった大砲で、復元されたものを年始に放ち、新年を祝うのが恒例となっている。

江戸期の豊かな食文化を出土の食器や食物残滓で紹介

江戸期の豊かな食文化を出土の食器や食物残滓で紹介

京都市上京区の市考古資料館で、食の歴史に関する発掘調査の成果を報告する企画展「江戸時代の食-食物残滓(ざんし)からわかること」が開かれている。2018年1月21日まで(3日まで休館)。
公家町の一角だった京都御苑(上京区)と、町人の町があった下京中(下京区)の発掘調査で出土した食器や、多様な動物や魚の骨や貝殻など遺物約90点を展示。マダイやブリ、トビウオなど多様な海産物が京都まで流通していたことや、現在よりも大きな貝類が獲れていたことなど、想像以上に豊かだった江戸時代の食文化を紹介している。

『歴史くらぶ』2017年10大ニュース

『歴史くらぶ』2017年10大ニュース

1.世界の地質時代に初、日本の地名「チバニアン」
2.「沖ノ島」8つの構成資産一括で世界遺産に
3.200年ぶり天皇退位 19年4/30 5/1即位・新元号
4.11光年先の銀河系で地球そっくりな惑星発見
5.古代の巨大ペンギンはティラノサウルスと共存
6.大阪・茨木市で弥生期の大規模墓跡140基発見
7.奈良・小山田古墳で石舞台級の巨大石室見つかる
8.長崎・出島に130年ぶり「出島表門橋」開通
9.39億年前の岩石から世界最古の生命の痕跡発見
10.9900万年前の琥珀から絶滅鳥類のヒナ確認

今年も1年、ご覧いただきありがとうございました。
『歴史くらぶ』編集室