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青年・太宰の旧制中高時代のノート、日記など全容公開

青年・太宰の旧制中高時代のノート、日記など全容公開
 「人間失格」「斜陽」などの作品で知られる作家、太宰治(1909~48年)が旧制青森中学、旧制弘前高校在学中に使った授業ノートや日記など22点が日本近代文学館(東京都目黒区)に寄贈され5月10、公開された。横山武夫・元青森県立図書館長が太宰の実兄、津島文治・元青森県知事から受け取ったものを遺族が保管していた。ノートの存在は研究者には知られていたが、まとまった形で全容が明らかになるのは初めて。
 「地鉱 津島修治」と題されたノートには、授業内容の書き取りとともに「芥川龍之介」の文字がびっしり書き込まれている。太宰が弘前高校時代に創刊した同人誌「細胞文芸」の表紙や、自身のペンネームの構想を書いたとみられるページもある。資料の一部は今秋、同館で公開される予定。

出雲大社で60年ぶり「平成の大遷宮」のヤマ場、本殿遷座祭

出雲大社で60年ぶり「平成の大遷宮」のヤマ場、本殿遷座祭
 出雲大社(島根県出雲市)で60年ぶりの大改修「平成の大遷宮」のヤマ場となる本殿遷座祭が5月10日夜、営まれた。仮殿へ移していたご神体を改修を終えた本殿に戻す神事で、天皇陛下の勅使や氏子ら参列した約1万2000人が厳かな雰囲気の中、静かに見守った。神事は午後7時から2時間半。その間、本殿入り口の提灯と、通り道のわずかな明かり以外の照明は落され、一般の参列者は立ち入りが制限された。
 千家尊祐宮司が仮殿で祝詞を奏上。その後、絹垣と呼ばれる白い布で覆った神輿に乗せられたご神体が神職らの行列と共に進み、本殿の神座に迎えられた。前回の本殿遷座祭はちょうど60年前の1953年5月10日。今回は2008年から本殿を修復した。12日から6月9日までは境内で特設舞台で神楽やコンサートなど奉祝行事が連日行われる。

秀吉,家康の京都・伏見城跡の全域を調査 創建時の石垣確認

秀吉,家康の京都・伏見城跡の全域を調査 創建時の石垣確認
 大阪歴史学会や京都府は、豊臣秀吉や徳川家康の居城だった伏見城跡(京都市)のほぼ全域を調査し、巨大な土橋や創建当初のものとみられる豪壮な石垣などを確認した。城跡は80万平方㍍(東京ドーム17個分)に及ぶ。伏見城と同じ場所に明治天皇陵が造営されたことから、遺構の大半は桃山陵墓地として立ち入りが規制され、研究が進んでいなかった。今回のように宮内庁が陵墓地でこれほど大規模な文化財調査を許可するのは異例。1592年、天下統一後の秀吉の権勢や高い築城技術を示す一級史料になりそうだ。
 関係者によると、本丸と二の丸をわたる巨大な土橋(長さ約40㍍、幅約5㍍)や幅数十㍍の堀、天守の土台(一辺十数㍍、高さ約5㍍)など多数の遺構を確認した。各地の自然石を積み上げた秀吉時代に特徴的な石垣は高さ約7㍍、長さ約20㍍分が残っていた。花崗岩を割り出した徳川期とみられる石垣には長辺1.8㍍の巨岩が使われていた。

東大寺法華堂の須弥壇・仏像の修理完了 5/18から拝観再開

東大寺法華堂の須弥壇・仏像の修理完了 5/18から拝観再開
 2010年から行われていた東大寺(奈良市)法華堂(国宝)の須弥壇(しゅみだん)と仏像の修理が完了し5月16日、開眼法要が行われた。奈良時代に制作された国宝の仏像10体が戻され18日から法華堂の拝観を再開する。須弥壇はシロアリの被害などで傷んだため解体。腐った部分を補強したり、新たな木材に取り換えたりした。堂内にあった18の仏像も金箔や彩色の剥落防止などの補修をした。日光、月光菩薩像ねど8体は東大寺ミュージアムに安置された。

博物館数、全国で3317施設の歴史がトップ 美術は1087

博物館数、全国で3317施設の歴史がトップ 美術は1087
 日本には、博物館といっても展示や収集物の内容は様々。文部科学省の調査によると2011年10月現在、類似施設も含む全国5747施設を種類別に分類したところ、歴史博物館が3317施設でトップだった。以下、1087施設の美術博物館、472施設の科学博物館が続いた。最近では中高年はじめ、大河ドラマの影響なども加わって歴史好きの女性、いわゆる”歴女(れきじょ)”が急増、歴史博物館の運営には追い風となっている。美術博物館や科学博物館の人気も高い。

絶滅した鳥類世界最大の巨大卵 1000万円で落札

絶滅した鳥類世界最大の巨大卵 1000万円で落札
 かつてマダガスカルに生息し、鳥類としては世界最大とされるエピオルニスの巨大な卵が4月24日、ロンドンの競売大手クリスティーズでオークションに掛けられ、予想の2倍を超える約6万6700ポンド(約1000万円)で落札された。エピオルニスはダチョウに似た鳥で、体長約3.4㍍、体重は約500㌔に達したとされる。17世紀までに絶滅した。落札された卵は化石化している。ほぼ完全な形で残っている。大きさは鶏卵の約100倍で、長径約30㌢、短径約21㌢。

東大寺が100年後を見据え東塔の再建など整備構想

東大寺が100年後を見据え東塔の再建など整備構想
 東大寺は4月26日、100年後を見据えた境内の整備基本構想を発表した。まず境内全体を発掘調査し資料を蓄積、戦乱などで失われた東塔を再建し、西塔や講堂、僧坊などは創建時の姿がはっきりとわかるように礎石などを整備する。構想は学識経験者による境内整備計画委員会が3年がかりでまとめた。同寺が全体の発掘調査を行うのは初めて。
 発掘調査は文化庁や奈良県、奈良市などと協議しながら進めるが、数年はかかる見通し。まず東塔跡から調査を始める。建物の復元計画は発掘の調査結果をもとに検討する。東塔は高さが70㍍、100㍍など様々な説がある。再建費用は現在のところ不明。

カメは進化の過程ではトカゲより鳥類、ワニに近い

カメは進化の過程ではトカゲより鳥類、ワニに近い
 理化学研究所などの国際件研究チームは、カメのゲノム(全遺伝情報)解読、解析の結果、トカゲやヘビより鳥類、ワニ、恐竜に近いことが判明したと4月29日付の米科学誌、ネイチャー・ジェネティクス(電子版)に掲載された。チームはスッポンとアオウミガメの2種のカメについて遺伝子解析装置や大型計算機を使ってゲノムを解析した。哺乳類と共通の祖先から3億年より前に分かれ、さらに2億5700万年前にワニや鳥類などと分かれて進化したことが明らかになった。

「勧進帳」の舞台・石川県小松市に歌舞伎の観光施設

「勧進帳」の舞台・石川県小松市に歌舞伎の観光施設
 歌舞伎十八番「勧進帳」の舞台として知られる「安宅の関」がある石川県小松市で4月30日、豪華な曳山(ひきやま)や歌舞伎の歴史資料を展示する観光交流施設「こまつ曳山交流館みよっさ」の竣工式が開かれた。5月1日にオープンした。入場は無料。竣工式には、同市で児童に歌舞伎を指導した経験があり、2月に死去した市川団十郎さんの妻、堀越希実子さんも出席。テープカット後に館内を見学した。北陸新幹線・長野-金沢間の開業を2015年春に控え、小松市はみよっさを前面に打ち出し「歌舞伎の町」としてPRすることを計画している。

平安貴族の歌会遊びを再現 京都・城南宮で「曲水の宴」

平安貴族の歌会遊びを再現 京都・城南宮で「曲水の宴」
 京都市伏見区の城南宮で4月29日、平安時代の貴族が催した歌会遊びを再現した「曲水の宴」が開かれた。曲水の宴は古代中国で始まったとされる宮中行事。古式に則り、庭園を流れる「遣水(やりみず)」という小川に沿って、平安装束を身に纏った男女7人の歌人が座り、短冊に歌題「海辺春朝」にちなんだ和歌を詠む。観光客はひととき、華やかな歌会の”雅(みやび)”の情景を楽しんだ。