カテゴリー別アーカイブ: 歴史くらぶ

世界文遺登録 「縄文遺跡群」 推薦書案提出

世界文化遺産登録を目指す「縄文遺跡群」の推薦書案提出
 北海道、青森、岩手、秋田の4道県は3月30日までに、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産登録を目指す「縄文遺跡群」(18カ所)の推薦書案を文化庁に提出した。遺跡群はユネスコの世界遺産暫定リストに掲載されている。

大英博物館で4/17から黒船来航の絵巻を展示

大英博物館で4/17から黒船来航の絵巻を展示
 大英博物館は4月3日、幕末にペリー提督率いる黒船が日本に来航した際の様子を描いた当時の絵巻を取得したと発表した。4月17日から10月まで同博物館で展示する。この絵巻は、日米和親条約が締結された1854年の2度目の黒船来航を描いたもので、海上に浮かぶ米艦隊や、それを待ち受ける日本側の兵隊の様子がカラーで描かれた、質が高く歴史的な瞬間を詳細に伝えた貴重な作品の一つという。米国との交渉を記録するため、同席を許可された松代藩の絵師が1854年から58年の間に描いたとみられている。

絶滅した鳥「ドードー」の骨の一部が競売へ

絶滅した鳥「ドードー」の骨の一部が競売へ
 インド洋のモーリシャスに生息し、数百年前に絶滅した飛べない鳥「ドードー」の骨の一部が4月24日、ロンドンで競売に掛けられる。競売大手のクリスティーズが発表した。推定落札価格は1万~1万5000ポンド(約140万~約210万円)。骨は脚の一部で、19世紀に発掘されたものだという。

佐久間象山 蘭和辞典改訂 金策 借金通帳公開

佐久間象山が蘭和辞典改訂のため金策 借金通帳公開
 幕末の思想家、佐久間象山(1811~64年)が、幕府編纂の蘭和辞典「ハルマ辞書」に新語を取り入れて改訂するため、松代藩から「金千両」借用の約束を取り付け、1849(嘉永2)年から翌年までの間に17回に分け計451両を借りたことを記録した借金通帳などが4月1日から丸善日本橋店(東京)で初公開される。辞書の版木の一部分がつくられていたことも記されている。当時の科学技術導入には欠かせなかったオランダ語普及を訴えた象山の開明性と熱意がうかがわれる。蘭和辞書が制作途中だったことを裏付ける史料の公開は初めて。

明治政府 1873年万博 出品 大名屋敷 模型 復元

明治政府が1873年の万博に出品した大名屋敷の模型を復元
 ウィーンのハプスブルク家の王宮内にある民族学博物館の倉庫で、明治政府が1873年のウィーン万博に出品した大名屋敷の木造模型が見つかり、博物館は修復することを決めた。同博物館は2016年ごろに開く日本常設展の目玉として、約140年ぶりに一般公開する。修復に関するノウハウを持つ京都工芸繊維大学が作業に協力するという。今回見つかった模型は、実物の18分の1程度の大きさで、土台の幅が約3㍍、奥行きが約4.6㍍。日本が出品した約6000点のうちでも最大の部類。御殿のほか、白壁の長屋門や能舞台、高さ約70㌢の火の見やぐらも付いており、全体を3つに分けて保存されていたという。

奈良で弥生時代前期のエノキの切り株展示

奈良で弥生時代前期のエノキの切り株展示
 奈良県立橿原考古学研究所付属博物館で、約2400年前の弥生時代前期のエノキの切り株が無料展示されている。展示は4月7日まで。3年前、同県御所市の水田跡の隣から200本以上の埋没林の一つとして見つかり、約3年の保存処理を経て、ようやく一般に披露されることになった。切り株の幹は直径約80㌢で、重さは約1.1㌧もある。切り株には火を押し付けて黒く炭化した跡もある。2400年もの悠久の時空を超えて、弥生人が切った切り株をいま目にすると思えば、感動もひと味違うか。

JR奈良駅北に3基以上の未知の古墳群があった

JR奈良駅北に3基以上の未知の古墳群があった
 奈良県立橿原考古学研究所付属博物館は3月25日、JR奈良駅の北約500㍍の地に、これまで知られていなかった3基以上の古墳群(4~5世紀)があったことが分かったと発表した。2000年度と2009年度の発掘で円筒埴輪や船形などの破片が数百点出土、分析した結果、時期の異なる埴輪が多数あり、墳丘は残っていないが、古墳群があったと結論付けた。この約2㌔北西には同時期の大王墓とされる佐紀古墳群があり、同博物館では「今回分かった古墳群は大王を支えた首長の墓では」とみている。

京都・大覚寺 高村光雲作 聖観音像 3点見つかる

京都・大覚寺で高村光雲作の聖観音像など3点見つかる
 京都市右京区の大覚寺は3月26日、彫刻家、高村光雲(1852~1934年)の彫刻作品3点が境内の蔵で見つかったと発表、報道陣に公開した。いずれも木造で大正時代に制作されたもので、聖観音像(高さ20.8㌢)、白衣大士像(同22㌢)、聖徳太子孝養像(同21㌢)の3点。保存状態も良く、光雲の芸術性の高さがうかがえる作品だという。一般公開は大覚寺で4月3日から5月31日まで。

ガレージセールで290円の器 競売で2億円に

ガレージセールで290円の器 競売で2億円に CNNテレビによると、元値がガレージセールで3㌦(約290円)だった器が、実は中国の北宋時代(10~12世紀)の逸品と判明し、米ニューヨークで行われた競売で、約220万㌦(約2億1000万円)で落札されたことが分かった。出品者は2007年夏、ニューヨーク州の自宅近くで催されたガレージセールで安売りされていた、この器を買い求めたという。

大阪・茨木市で16世紀のキリシタンの墓跡

大阪・茨木市で16世紀のキリシタンの墓跡
 大阪府文化財センターは3月19日、大阪府茨木市の千提寺地区にある千提寺西遺跡で、16~17世紀ごろのキリシタンの墓とみられる長方形の穴2基が見つかったと発表した。千提寺地区は、大正時代に日本に初めてキリスト教を伝えた宣教師、フランシスコ・ザビエルの肖像画(重要文化財)が発見されたことで知られ、戦国時代の敬虔なキリシタン大名、高山右近の旧領地だ。徳川幕府による1614年の禁教令以降も熱心な信者がいた地として知られている。ただ、今回のような墓の発見は初めて。これまでキリシタンの墓は大阪府高槻市の高槻城跡や、大分や長崎など全国でも5カ所ほどしかない。