カテゴリー別アーカイブ: 歴史くらぶ

「卑弥呼の墓」解明へ 箸墓古墳など宮内庁が調査許可

「卑弥呼の墓」解明へ 箸墓古墳など宮内庁が調査許可
 宮内庁は2月13日、日本考古学協会など考古・歴史学系の15の研究者団体に、邪馬台国の女王・卑弥呼の墓とされる箸墓古墳(奈良県桜井市)と、その後継者・壱与の墓とされる西殿塚古墳(同県天理市)の立ち入り調査を許可したと発表した。調査は20日に実施される。
 両古墳は最古段階の巨大前方後円墳で、墳丘の詳しい形態など不明な点が多い。箸墓古墳は全長約280㍍で、宮内庁は第7代・孝霊天皇の皇女の墓として、西殿塚古墳は全長約230㍍で、宮内庁は第26代・継体天皇の皇后、手白香皇女の墓として、それぞれ管理している。3世紀中ごろから4世紀初めに築造されたとみる説が有力だ。

来年の大河ドラマにらみ、姫路で黒田官兵衛PR

来年の大河ドラマにらみ、姫路で黒田官兵衛PR
 兵庫県姫路市は2月8日、2014年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の放送をにらみ、早くも地域振興を図る官民一体の「ひめじ官兵衛プロジェクト推進協議会」を発足させた。公式キャラクター「かんべえくん」を発表したほか、官兵衛を紹介するパビリオンの開設も検討している。黒田官兵衛は太閤となった豊臣秀吉の天下統一を支えた”軍師”として知られるが、ゆかりの地・姫路市としては全国的にまだまだ知名度不足と判断。来年の放送に合わせ積極的にPRしていく。

平等院鳳凰堂の屋根瓦の1553枚は平安期のもの

平等院鳳凰堂の屋根瓦の1553枚は平安期のもの
 京都府宇治市の平等院は2月14日、修理中の国宝「鳳凰堂」の屋根瓦5万2000枚のうち1553枚が、平安時代後期につくられたものと確認したと発表した。平安期の瓦がこれほど多く見つかったのは極めて稀で、これらの瓦は鳳凰堂が創建された1053年(天喜元年)以来、960年間、風雨に耐え続けていたことになる。

奈良・植山古墳で石室側面の石材が崩落

奈良・植山古墳で石室側面の石材が崩落
 奈良県橿原市教育委員会は、推古天皇の最初の墓とされる国史跡・植山古墳(6世紀末~7世紀前半)で石室側面の石材の一つが1月15日朝、約2㍍下の床面に崩落したと発表した。雨や雪の水が土に染み込み、盛り土が緩んだのが原因とみられる。同古墳は現在、発掘調査中だが、今後は覆屋を再設置し、崩落した石材も元の位置に戻すという。

「若き日のモナリザ」ダビンチの制作を裏付ける新証拠

「若き日のモナリザ」ダビンチの制作を裏付ける新証拠
 スイスのモナリザ財団は2月14日までに、イタリアの画家レオナルド・ダビンチ(1452~1519年)の代表作「モナリザ」とは別に存在する「若き日のモナリザ」について、ダビンチが制作した作品であることを裏付ける新たな証拠が見つかったと発表した。17世紀に描かれた「複製品」との説が流布される中、同財団は放射性の炭素14の濃度分析から、キャンバスは1410~1455年のものと判定された-などとしている。

各地に「山田方谷を広める会」設立で盛り上がる

各地に「山田方谷を広める会」設立で盛り上がる
 幕末、備中松山藩(現在の岡山県高梁市ほか)の財政を建て直した陽明学者、山田方谷(やまだほうこく、1805~1877年)の事績をもっと幅広く知ってもらおうとの動きが目立ってきた。地元岡山県の関係者は、NHKの大河ドラマ化を求めて署名運動を展開するほか、各地に昨年から「山田方谷を広める会」が設立されているという。
 方谷は農民の子に生まれながら、松山藩板倉家の家老にまで出世。幕府の老中に就いた藩主・板倉勝静(いたくらかつきよ)を通じて幕政にも関わったほか、藩主に代わり危機的状況にあった藩財政を立て直すなど抜本的な藩政改革を推進した人物だ。全国的な知名度はいまひとつだが、戊辰戦争の折、執政として越後長岡藩を率いた河井継之助など明治維新期の著名人に思想面で大きな影響を与えた。また教育面でも大きな足跡を残した。

奈良・纏向遺跡 「建物群は3棟」従来見解を修正

奈良・纏向遺跡の「建物群は3棟」従来見解を修正
 奈良県桜井市纏向学研究センターは2月1日、邪馬台国の有力候補地とされる同市の纏向(まきむく)遺跡の、方位や中心軸を揃えて建ち並んでいたと考えられていた3世紀前半の建物群4棟のうち、1棟について「存在しない」と従来の見解を修正した。35年前の発掘で柱穴5つが見つかった建物群の西端の1棟について、調査区域を広げて発掘したが、想定した場所で建物の痕跡が見つからなかったという。

川端康成の未発表小説、自筆原稿を確認

川端康成の未発表小説、自筆原稿を確認
 川端康成(1899~1972年)が若き日に書いた未発表小説「勤王の神」の自筆原稿を、鶴見大図書館(横浜市)が所蔵していることが2月4日、分かった。川端文学の研究者で同大文学部の片山倫太郎教授が確認した。作品は400字詰め原稿用紙21枚にペンで書かれている。川端の直筆とみられ、片隅に「3年12月26日」と記されていることから、1928年(昭和3年)ごろに執筆されたと思われる。鶴見大図書館は2月18日から3月2日まで、この自筆原稿を一般公開する。

英リチャード3世の遺骨を確認 DNA鑑定で

英リチャード3世の遺骨を確認 DNA鑑定で
英レスター大の考古学調査チームは2月4日、中部レスターで見つかった成人男性の遺骨をDNA鑑定で、15世紀のイングランド王リチャード3世(1452~1485年)と確認したと発表した。リチャード3世は、シェークスピアがその生涯を描いた同名の戯曲で広く知られているが、埋葬場所は謎だった。遺骨は駐車場の地下から発掘されたが、英国放送協会(BBC)によると、英政府はこの遺骨をレスター大聖堂に埋葬し直す方針。

18世紀 音色再現 ノートルダムに新たに9つの鐘

18世紀の音色再現へ ノートルダムに新たに9つの鐘
 建築開始から850年になることを記念してパリのノートルダム寺院に取り付けられることになった9つの鐘が2月2日、一般公開された。新しい鐘は2月末まで公開された後、1つは南塔の大鐘「エマニュエル」の横に、8つは北塔に取り付けられる。3月23日から、鐘が同時に撞(つ)かれ、9つの鐘がハーモニーを奏でるという。14世紀に同寺院が完成した時、鐘は10以上あったが、1789年のフランス革命後の混乱でほとんどが失くなった。