春日若宮おん祭

『歴史くらぶ』始動! 古都の師走彩る春日若宮おん祭
 『歴史くらぶ』の活動をこのほど、ひっそり(?)と始動しました。12月17日、古都の師走を彩る春日大社の摂社・若宮神社の例祭「春日若宮おん祭」の「お渡り式」や稚児流鏑馬(やぶさめ)を、大阪市内在住の歴史くらぶメンバー4人(山口さん夫婦・河村さん・藤島=報告者)で見学。若草山を遠望しつつ、春日大社、東大寺二月堂、興福寺などを散策、真冬の寒さの中でしたが天候には恵まれ、終日、楽しい奈良(滞在5時間)の1日を過ごしました。

 この詳細をご報告する前に、改めてお詫びしなければいけないと思います。もう4~5年も前になりますが、歴史くらぶで会員募集し、始動しかけましたがトラブルがあって頓挫。この間、ウェブサイトのニュースは従来通りお届けしていましたが、具体的な活動については事実上“休眠”の状態が続いていました。募集に応じていただいた方々には本当に申し訳ないことをしてしまいました。心よりお詫び申し上げます。
 今回は始動するにあたって、同じ轍は踏まないことを肝に銘じ、無理をせず、ちょっと不本意でありますが、全国の会員の方々にできる限り集まっていただくような方向で運営することをあまり意識せず、集合場所を設定したら、同好の方々が三々五々集まって目的地を巡り、それぞれ都合の良いところで解散するといった“緩い”約束事の中で、活動していきたいと考えています。新規に興味を持たれた方を含め、次回、ご案内させていただいた際は、そのようにお考えいただければと思います。

 春日若宮おん祭は国の重要無形民俗文化財に指定されており、平安末期の保延2(1136)年に関白・藤原忠通が五穀豊穣を祈って始めて以来、一度として途切れることなく、連綿と守り継がれ、今年で882回を数える伝統行事だそうです。15日から18日の4日間にわたる神事です。
 17日は正午から、衣冠束帯の装束の平安貴族から、神楽・田楽・猿学や舞楽の演者の衣装を身に付けた一団、そして武者姿をはじめ江戸時代の風俗を満載した伝統行列が続く、長い長い「お渡り式」が始まりました。その隊列は数キロ、すべての行列が奈良県庁前を出発し切るまで、およそ小一時間ほど要したと思います。行列は登大路を西に下り、近鉄奈良駅より油阪を経て、JR奈良駅前から東へ三条通を上り、一の鳥居を入ってすぐ南側の「影向(ようごう)の松」の前でそれぞれの芸能を披露する「松の下式(まつのしたしき)」を行ってお旅所へ繰り込みます。行列に随行するには相当の時間と忍耐が必要です。
 そこで、「お渡り式」でおよその内容が理解できるよう、少し不謹慎かもしれませんが、感想を含めて敢えて注文をつけたいと思います。このおん祭は、メンバー全員が今回初めてでしたので、長い「お渡り式」の行列が続くこの間、ごく一部、口上(?)を除き、笙・琴・琵琶などによる音・音楽はじめ説明や口上が全くないため、極めて分かりにくい。“中だるみ感”は否めませんでした。
沿道に詰めかけた数多くの老若男女、そしてあちこちで交わされる会話からうかがわれる、韓国や中国などからのグループ・カップルの訪日外国人旅行客にはもっと理解しにくいことでしょう。ブロックごとに、例えば5秒程度でも、ごく簡単な説明・口上があればぐっと分かりやすく、親近感が増すのではないでしょうか。それがインバウンド需要拡大につながると思います。
このサイトをご覧になられた方で、おん祭に造詣が深い方がおられたら、ぜひご意見をお聞かせください。

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よろしくお願いいたします。

歴史のヒロインや歴史群像、豪商列伝を幅広く、独自の目線で書き上げています。